- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > レディース
- > 小学館 flowersC
出版社内容情報
”親を選べなかった子供”がもう一人・・・
山間の小さな温泉町の老舗旅館で湯守見習いとして働く青年・和樹(かずき)は、友人たちや大女将の孫娘・妙(たえ)とともに様々な大人たちと関わりながら過ごしている。ある日、東京の大学に進学しそのまま就職した「まーこ姉ちゃん」が帰ってきて・・・?
第5話から第8話まで収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
親と子の避けられない関係とそれに絡む感情と向き合わなければならない和樹。そんな和樹を取り巻く恋と友情が大きく動き出します。そしてたくましい小川家の女たちの連携にもご注目ください!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
407
絵柄が丁寧だね。なので情況が伝わりやすい。第2巻になると、複雑な人間関係も頭に入り、どんどん入り込める。いかんせん、誰が綺麗だ、誰が可愛くない、と著者さんがルッキズムに囚われすぎなのが残念なところ。まぁでもアニメ全般がそういう風潮なのかな。2023/11/16
どら
107
誤ってキンドルで登録したので修正。分かってはいたが、吉田秋生の巧さは凄いなぁ。これだけ複数の登場人物を書き分け、しかもきちんと役割を与え、背景となる河鹿川の町や自然を整理して物語に組み込んでいく。しかも驚くべきことに「海街」との関係もそれを読んでいる人間も読んでいない人間も愉しめるように表現している。漫画史に残るであろう「BANANA FISH」の先にこういった展開が待っているとは、本当に同時代に読めることが幸運に感じる作家だ。望むべくは登場人物の皆が納得できるエンディングを迎えますように。2022/06/28
ツン
96
コマ割り細かいし、字は多いし、絶対に3冊分くらいの内容ありますよね。それにしても兄の日記を見ていた妹。。イニシャルトークにしておいて、本当に良かったよね。次回、夏休みにお姉さんに会いに行ってくれると嬉しい。2022/05/08
buchipanda3
92
今回も作者が丁寧に紡いだ物語を堪能した。一頁一頁ゆっくりと。山あいの小さな温泉町で生きる人たちの人間模様。そして様々な恋模様。誰かを想い、想われる。内に秘めた想いに誰かが気付くこともある。妙は気付いていたのだなあと。勘が良いというのはそういうことだったのか。それから倉さんが手を添える場面、時間を超えてもその姿、その気持ちは変わっていない。そして願かけ桜に彼女たちは何を願っていたのか。あの風景ふたたび。鎌倉に似た高台からの風景。もしかすると海街が。ちょっと期待。あとチベットスナギツネ風の目が何ともいいね。2022/02/13
のこ🐈
67
2巻目もすごく良かったです。この登場人物のごちゃごちゃした感じがモロに「田舎町」って感じで、田舎暮らしなんてほとんどしたことないのに懐かしさを覚えるほど。町興しに奮闘していたり、それぞれに青春時代・子供時代からの葛藤や軋轢が今も続いてるなど「うん、そういう経験別にないけど分かるわぁ」みたいなリアリティも満載です。そして、なんともつらいであろう「君の運命の人は僕じゃない」案件。次巻が早く読みたいのですが、読めるのはずっと先……雑誌を買うか迷います。2022/02/12