出版社内容情報
ぼん、いよいよ正隊員!助手・ユミ子登場!
いよいよ一人前の正隊員として認められたぼん。でも、早々にミスを犯し、そのおかげ(?)でニューヒロイン、ユミ子が登場します。1980年?83年の『コミックトム』連載の前半を収録。カラーで描かれた原稿はカラーで収録します。ドラキュラのモデルとなった実在の伯爵に捕まってしまう「ドラキュラの館」など、時空を超えた人命救助はますますヒートアップ! (解説/菊池亜希子)
【編集担当からのおすすめ情報】
本全集では、連載の区切りに忠実に巻立てをしています。第2巻は『コミックトム』連載の前半を収録。第3巻では『コミックトム』連載の後半。ユミ子が正隊員になり、タイムボートがリニューアルしてからの作品を完全収録します。
口絵(カラーイラスト) 2
●『コミックトム』編(1)(1980年5月号?1983年6月号)
通り魔殺人事件 11
チャク・モールのいけにえ 43
平家の落人 77
ドラキュラの館 109
最初のアメリカ人 143
シュメールの少年 183
武蔵野の先人たち 219
T・P隊員の犯罪 256
魔獣デルブ 291
奴隷狩り 327
[巻末企画]
初出掲載誌リスト 364
特別資料室 365
解説 菊池亜希子 369
藤子・F・ 不二雄[フジコ エフ フジオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
13
リームが登場しないのは寂しいですが新コンビもいいですね(笑)このシリーズははじめて読みましたが面白い(笑)後1冊あるのは嬉しいな(笑)2011/11/29
ぷるっちょ
8
1巻のヒロイン・リームと別れて、新ヒロインは誰になるのかと思っていたら、救助対象だった13歳の少女・安川ユミ子が主人公ぼんの助手になった。お話の方は時代と舞台がバリエーションに富んでて面白かったけど、ワラキアのヴラド大公 (吸血鬼ドラキュラのモデル)が「加虐趣味から民衆を串刺しにして『串刺し公』と呼ばれていた」と描かれていて(実際は反逆者&内通者&敵対者のトルコ人の捕虜を取らずに殺害した。冷酷な統治者だったけど、趣味で殺していた訳ではない。)、歴史に詳しい藤子不二雄先生らしくないなと思った。2020/09/26
アメヲトコ
6
突然ヒロインが交代しますが、これは掲載誌の変更という大人の事情のようで。中身の方は安定の面白さ。「ドラキュラの館」での歴史改変に葛藤するシーンがいい。2021/10/16
めめたそ
4
あれ、1巻読んでない…?まあ、リームとコンビ組んでるところは子どものころ何度も読んでるから、ま、いいか。この巻も中公文庫版で読んでるはずなのだが、初読のように感じるものも結構あった。藤子先生の歴史への造詣がじっくり味わえる作品だなあ、と大人になるとしみじみ感じる。ものすごい知識量。このマンガ読めば圧縮学習並みに歴史の知識が身につくと思う。2011/12/13
チューリップ
3
正隊員になったぼんが今度は先輩になり見習いのユミ子と一緒に行動する。ヒロイン交代してぼんは先輩になったけどユミ子の方がしっかりしていてぼんが引っ張られる形になっているのが面白かった。先輩でも見習いでもぼんのポジションがあまり変わっていないんだなと。過去にいって未来を変える事のない人の命を助けるという話なので過去の歴史を学びつつ漫画を読める形式で子供が読んだらちょっとした勉強になりそうだなと思った。話の進み方もパターン化されているからか読みやすい。2021/02/23