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出版社内容情報
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。 時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作を当時の装丁で復刻しました。
第4巻は
「エヴァンズの遺書」
「ペニー・レイン」
「リデル・森の中」
「ランプトンは語る」
を収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
今読んでもまったく古さを感じない、歴史的超名作です。もう何度も読み返して本がすり切れてしまったというファンの方もそして今まで読んだことがなかった・・・という方も、ぜひ今、お手に取ってみてください。ときめきの源流がここにあります!!
萩尾 望都[ハギオ モト]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
48
「ランプトンは語る」の前日譚の「秘密の花園」を読んだので復習。小さなエピソードが積み重なった『ポーの一族』は時系列に沿って発表されているわけではない。エピソードの登場人物たちが語り手となって整理してくれるのが「ランプトンは語る」だ。パズルピースが埋まっていく快感とオービンの執念が二人を追い詰めようとしている緊迫感と…。「ペニーレイン」もいい。彼らの孤独とエドガーの苦悩がそぼ降る雨と共にひたひたと心にしみる。2020/11/15
南北
35
エドガーやアラン、そしてメリーベルまで時代や場所をさまざまに変えながら、登場してくる。しかしどこにも長くとどまってはいられないところが、人間と似ていて人間ではないバンパネラの宿命なのかもしれない。中にはリデルのようにエドガーやアランに育てられる事例もあるが、老境に入ってから回想することで何か曖昧な感じを残すようにしているところが興味深い。最後のページに3巻と4巻に関連する年と出来事が書かれているので、このあたりを頭に入れながら読み直すのもいいかもしれない。2024/06/06
フリウリ
9
時代設定がややこしい。「エヴァンズの遺書」はエドガーとメリーベルの物語の発端となるオズワルドの孫世代(ヘンリー・エヴァンズ)に、エドガーとメリーベルが登場するプロット(ということは、メリーベルはまだ死んでいない、と改めて確認)。「ペニー・レイン」「リデル・森の中」はメリーベル死後の、アラン再生と養女リデルの物語で、ここまでは19世紀。「ランプトンは語る」は20世紀だが、ランプトンを描いたというアーサー・トマス・クエントン卿が誰だかわからず混乱して、Wikiで調べました。このあとにつながる要素のようです。92025/02/23
うめ
8
メリーベルが可愛い。読み進めるに連れ、一巻での悲劇がより強く心に迫る。この物語を紡いだ時。著者は一体何歳だったのか。2016/08/14
縞田理理@新アカウント
7
4巻の頃の絵柄が一番好きです。2016/06/01