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出版社内容情報
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。 時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作を当時の装丁で復刻しました。
第1巻は
「ポーの一族」
「ポーの村」
「グレンスミスの日記」
「すきとおった銀の髪」
を収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
今読んでもまったく古さを感じない、歴史的超名作です。もう何度も読み返して本がすり切れてしまったというファンの方もそして今まで読んだことがなかった・・・という方も、ぜひ今、お手に取ってみてください。ときめきの源流がここにあります!!
萩尾 望都[ハギオ モト]
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
41
ドラキュラ?(; ̄Д ̄)?2018/03/09
南北
38
永遠の生命を持つバンパネラであるエドガーとメリーベルの物語。限りある命を持つ人間とはずっと同じ所に一緒にはいられないし、バンパネラであることを知られるわけにもいかない。エドガーを描くことで孤独な魂を描き出していることに成功していると思う。「グレンスミスの日記」では19世紀から2度の世界大戦を経験したヨーロッパ史が書かれていて、ここでも別な角度からバンパネラを描き出すことで物語に深みを出している。50年前の作品とは思えないほど素晴らしい作品だと思う。2024/04/05
瀧ながれ
33
「読んだことない」といったらえらく驚かれたので、復刻版が出たのを好機に読んでみました。なるほど、冒頭全四話の「ポーの一族」が、これからの物語の柱になるのですな、(主人公三人の名前は知っていたので)結末にギョッとしました。そして続けて「ポーの村」と「グレンスミスの日記」を読んで、シリーズとしての「ポーの一族」の魅力はこれなんだな、と思いました。時間とともに流れていく人間のなかで、しずかに止まっているポーたち。吸血鬼ものでは定番の立ち位置ですが、なかでも格別にうつくしい作品です。さて、残りの巻も買ってくるか。2016/05/31
ichi-papa
30
復刻版ではなく、中学生当時に買った本ですけどね。先日のドラマ化を機に、何度目かの再読をしてみました。う~~ん、やっぱりさすがです。この物語のすごいところの一つに、その「構成」が挙げられると思います。出来事を時系列順に並べるのではなく、むしろ基本的に(あくまでも基本的に)その逆で時間を遡っている。そのことで「一族」の永遠性を表現しているところはさすがです。なにせ、一番最初の物語でメリーベルはいなくなってしまうのですから・・・。とにかく唸らされるばかりでした。素晴らしい。2016/04/02
kei-zu
21
華やかさに憂いを帯びて、永遠の少年は最愛の妹の名を呼ぶ。「ああ、メリーベル」 恥ずかしながら「ポーの一族」を読んだのは、15年ほど前のこと。読んで、当時すでに30過ぎのおっさんは「ぎゃ」と声が出たのだ。こんな名作を人生で取りこぼしていたなんて! その続編が出たという。気になるが、その前に本作を読み返さなければなるまい。美麗ポストカードも封入した復刻版の限定boxを購入。 ひさしぶりに本作を読んで、また「ぎゃ」と声が出る。2021/01/17