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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
457
コミックって普段読まないんだけど図書ギフトカード頂いたので買ってみました ヤバい、ぐっと来た! もう泣いた、泣きましたよぉ!! 号泣じゃなく目尻に涙が滲み出るような切ない感じです 登場人物の関係やお話の構成自体が体操技の「ツカハラ(後方かかえ込み2回宙返り1回半ひねり)」みたい(笑)ですが、出来栄えは言うことなし10点満点です (^_^)v2013/03/03
文庫フリーク@灯れ松明の火
443
コミックを読んだと言うより、心に染みる短編小説集を味わった感。よしながふみさんの作品解説引用になるが「言葉少ななセリフで、黙らせた表情で、セリフのない顔だけのコマの連続で、そこに描かれた表には見えない思いの数々を、読者は自分で読み取っていくのである」デビュー作「式の前日」最終ページ。タクシーの中、顔を覆った絵里の両手から零れ落ちる涙。背中だけを見せてつぶやく俊明。「あずさ2号で再会」も最終ページはあずさの背中のみ。共にその表情は見えない。小説でいう「行間を読む」愉しさがこの作品集には満ちている。→続く2013/01/31
エンブレムT
331
表題作『式の前日』を読み「えっ?短編なんだ?」と驚き、2作目、3作目と読み進めるうちに「デビュー作なんだよね?何この安定感」とビックリし、本を閉じる頃には軽い興奮状態に陥っておりました。凄いです!収録された作品全てが「珠玉」と表現出来るクオリティです。物語はどれも変化球気味で「あ、なるほど。そういう関係」「え?そっちに落とすんだ?」「わぁ・・・・・」と、一筋縄ではいかない意外性を内包しております。前情報なしでストーリーそのものを楽しみ、再読でその心情をじっくりと味わえる深い一冊となっておりました。2013/01/02
夜梨@灯れ松明の火
288
本屋で見かけ、何となく購入したまま積読本になっていました。やけに話題になっているのを知り、慌てて読みました。短編集。気軽に読めて読後もほのぼのする小説を読んだ時のような読後感が良かったです。「式の前日」題名そのままに前日を過ごす二人。幸せな中に不安や(何故か)切なさや思い出が沢山です。「あずさ2号」も泣けました。ハッピーエンドが好きなのは、歳をとった証拠ですか?(^_^;)愛情が沢山詰まった一冊でした。長編も期待です。2013/04/01
masa@レビューお休み中
275
読友さんが絶賛してたので購入。いやいや、デビュー作で、この完成度はすごいですね。6篇の短編が収められいるのですが、やはり一番は表題作です。結婚式を明日に控えた男女の一日を叙情豊かに描いた傑作です。最後の一日を仲睦まじく過ごす二人の様子が、微笑ましいのですが、何だか妙な切なさも含んでいるのです。その切なさが何とも言えず良いんですよね。作者の穂積氏は、伏線的な仕掛けを張るのが好きなのかもしれないですね。はじめは意味がわからないのに、読み進めるとその意味を気にしなくなるくらい、物語に夢中になっているんですよね。2012/11/04




