フラワーコミックス ベツコミ 彼の愛情の秤

登田好美

小学館（2012/02発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 18cm
• 商品コード 9784091343147
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

胸の最深部を切り裂く、未知なる純愛！

容姿端麗で成績優秀。人望も厚い、という同学年の男子・有重律（ありしげりつ）。誰もが惹かれる彼の笑顔に、未央子（みおこ）は
得体の知れなさを感じていた。そんなある日、未央子は、有重が部活仲間の男子・浅場（あさば）に恋をしているという事実を知ってしまう。

未央子が知っている恋は、ダメになったら次を探せる恋。けれど有重が浅場に寄せる想いは、そこまでに純粋で、どこまでも深い、世界でたった一つきりの恋だった。

そんな有重の側にいるうちに、未央子の中で、まったく未知の感情が芽生え始めて…！？

人は人の何に恋をするのか。中身だというのなら、どんな姿でも愛せるのか。たとえ性別が変わっても…。

鮮烈な作品の世界にどっぷりと浸ってください！

【編集担当からのおすすめ情報】
一コマ一コマの絵、セリフ、モノローグ、すべてが「登田ワールド」とでも言うべき独特の味わいです。人気上昇中の作者が挑んだ意欲作、ぜひともご覧下さい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[❁かな❁]

お気に入りさんの感想を読んで気になり、読んでみました♪お気に入りさんオススメの作家さんとの事なので３冊まとめて借りてきました！連作短編４つと、２編入り。表題作は同性である男の子を好きな男の子の事を好きになってしまったお話です。とても純粋な想いが伝わり、良かったです♪この作家さん、絵の描き方がいいです☆男の子も女の子も可愛いですが男の子の絵がすごく好みです♪どのお話も良かったです♡

2013/08/26

[英知＠マンガ専用]

読友さんの感想を読んで気になって。帯の「私が恋をした彼は、男の子に恋をしていました」に物語がすべて詰まってますね。人気者の有重が友達の浅場に恋をしていることを偶然知った未央子は、だんだん有重へと惹かれていくんですが、これは読んでいて胸が苦しくなりましたね。同性愛者への偏見、興味本位の周囲の反応をマンガだからとご都合主義でまとめず、しっかり描いているのはすごいなと思いました。有重や未央子のツライ表情がなんとも言えなかった。２人の未来が明るくあるようにと願いたくなる作品でした。読み切り２つも良かったです！

2015/05/17

[どんぶり]

なんだろう…好きすぎる。表題作は少女漫画らしからぬ内容です。何でも出来てイケメンの有重は人気者。未央子はそんな有重には興味がなかった。しかし、人気者の有重には実は秘密がある。それは同性が好きだということ。それを偶然知ってしまった未央子は、有重が気になりだし進んで関わるようになり、次第に惹かれていく…。そんな時、有重のその秘密が学校の掲示板に貼られ、 噂になり…。

2013/10/10

[なみ]

電子☆表題作のあらすじに惹かれて読みました…が重い、重いしそれぞれがそれぞれに切ないなぁ…。浅場くん←有重くん←長尾さん。長尾さんが物語が進むにつれて気持ちが変化していく過程やその想いは叶うかもしれないし叶えたいけど必ずしも叶うとは限らないしそういうなんかどうにもならない感情を言葉や表情でうまく描いているなあと思う。描ききれなかったという結末のその先を読みたいなあ…うぅ。

2019/07/09

[ぐっち]

この作家さん、うまいですね～！表題作は切なすぎるので、後ろの短編２つがお気に入りです。

2012/03/18