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出版社内容情報
新シリーズ『児相間ケース移管編』スタート
父親のリストラを機に、経済的負担が激増した中高生の兄妹を描いた『子どもの貧困編』完結!
そして新シリーズは、福祉の手から逃げるように転居を繰り返す親子を描く『児相間ケース移管編』。児童福祉司になるため奮闘する、健太の後輩・山下が大奮闘!
【編集担当からのおすすめ情報】
大反響の『子どもの貧困編』いよいよ完結。
そして転居を繰り返す親子を追う新シリーズ『児相間ケース移管編』がスタート。
チャラ系新人の山下が、この難しいケースに全力で挑みます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ~や
38
新刊に向けて再読。虐待の疑いのある家庭の転居編。なかなか胸くそ悪い内容でした。そうか、管轄や転居という抜け道があるのかと知りました。引き継ぎをきちんとしないといけないとは言いつつ、案件も多すぎるのに、事務作業まであっては難しいのではないか。技術的な育成は出来ても、扱う対象の闇が深すぎる上に、受ける言葉もキツいものばかり。精神面の育成は経験によるモノだけど、情熱だけではモチベーションとして難しい。支配欲に取り憑かれた人に対して、どうにかかやらないのかな。☆42022/01/19
Die-Go
28
子どもの貧困について、一応の結末を得た。しかし、児童相談所の仕事に終わりはない。続いて、児相間での移管についての事件。児童相談所の網目を潜り抜けて虐待を続ける男。なんとか健太の目はその事実をつかみかけているが。★★★★☆2022/01/30
ネギっ子gen
27
【多くの方に読んでほしい漫画!】このような漫画が、少年誌に連載しているのが嬉しいです。それもこんな長期間にわたっての連載で、【新】になってからも、今巻で7巻目になった。「知っておきたい児童虐待」などのコラムも毎回充実していて、サンデー編集部の心意気を高く評価します。3巻が「一時保護所編」で、4、5巻が、あの恩寵園事件を想起させ反響を呼んだ「施設内虐待編」。6巻は「子どもの貧困編」ときて、今巻は、冒頭が前編の最終話。救いのある、気持ちの良い終わり方です。「この仕事には、正解がない」確かにそうですよねぇ……⇒2020/01/26
すぱちゃん
10
そうなんだ。児童虐待はどの家庭にもちょっとしたことで起きうる問題なんだ。私は子供がいないのでわからない部分があり、児童虐待はけしからん、私ならしないぞ!と思ってしまうが、そんな簡単な意識だけで回避されるものではないことがわかる。児童虐待家庭では、母親も虐待されているケースも多く、男性からの心理的束縛、ハラスメント、暴力も問題だ。コラムで結愛ちゃん、心愛ちゃん、詩梨ちゃん事件に触れていて、怒りと悲しみを感じ、どうにか出来ないものだったのか?制度の改変や何かが解決できるのか、難しい問題をはらむ。2020/01/30
かなっち
8
相変わらず重いテーマで、読み進めるのがしんどいです。これが実際の事件を元にしているというのが、尚更苦しくなりますね。途中のコラムで実際の事件の事も書かれていますが、ニュースで見て泣きそうになった事を思い出しました。虐待に関しては刑が軽すぎると思うので、二度としないと思えるほどの刑罰にしてほしいです。2021/04/25