出版社内容情報
現代詩は怖くない! 詩の魅力をあなたに。
言葉で楽しく遊ぶムック「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」の第二弾は、日本を代表する詩人の一人、平田俊子が編集する詩へのいざないです。平田俊子が、二人の若い女性クリエーター(俳優の赤松由美とミュージシャンの小田朋美)に詩を一からレッスン。二人が書いてきた詩をとことんディスカッションして添削し、詩のおもしろさを納得ゆくまで追究します。
谷川俊太郎(詩人)と穂村弘(歌人)という豪華メンバーをゲストに迎えての「連詩セッション」、詩に造詣の深い俳優佐野史郎と平田俊子の詩をめぐる対談、そして政治家・企業人・主婦・芸術家・学生など、日本のさまざまな人々が書いた50編余りの詩を公開する「今、日本人の詩、ってなに?」などの内容で、「詩の魅力」を多角的に伝えます。堅苦しくて難解なもの、という現代詩の通念をくつがえし、詩の楽しさをビビッドに伝える一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
豪華ゲストを迎えての発刊記念イベントを企画中です!
情報は「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」のtwitter(https://twitter.com/kotobawoasobe)とFacebook(https://www.facebook.com/kotobawoasobe)でお伝えします。
平田 俊子[ヒラタ トシコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
savasava
4
2年間自己流で詩を書いていたものの、指針のようなものがほしくて手に取る。わかりやすかった。特に谷川さんや穂村さんたちとの連詩は面白かった。これからも詩を書いていこうと思えた本。2017/05/09
貴羽るき
2
ほむらさんと谷川さんと連詩するのめちゃくちゃ贅沢で楽しそう。2017/06/01
なま
2
詩は意味不明!という方が読むと「そういう事!?」と気づける本。「自己紹介」や「好き嫌い」等をテーマに詩の作成行程を紹介したり、ゲストの谷川俊太郎さんが「真面目にやらないで(笑)」と取り組む連詩。連歌や連句の最後の句は、とにかく明るくおめでたく。と谷川さんが叩き込まれた極意も披露。対談方式で思いを言葉に表す事が楽しくなる。読んでおきたい日本の詩も紹介あり!個人的には男子トイレで男子高校生に挟まれておしっこの勢いの違いを詠んだ所、裏事情もわかるから面白かった。笑2017/01/29
yumicomachi
2
ものすごく贅沢で楽しい本だったけれど、詩ってなんなのかは結局わからず、でもそれでいいのかもと思えた。2016/11/06
くにお
1
平田俊子を中心にして、詩に関する様々な試みをライブ感たっぷりの企画が満載。はじめに平田俊子自身による詩作のデモ。ああ、詩ってこうやって立ち上がるのか。すごく面白い。同じテーマで音楽家・小田朋美と女優・赤松由美を生徒にして詩の添削。詩なんてどう書いても同じ…、と思ってしまうけど、添削後には確かに良くなっているのがわかる。この三人に谷川俊太郎と穂村弘という現代日本詩歌界の第一人者たちを加え、連詩を作る、というのがPart 2。皆さん本当に楽しそう。谷川さんの詩はさすが。詩作の楽しみがつまったお得な一冊。2018/11/06