内容説明
クライアントが抱える困りごとを短期に解決するためには、ケース・フォーミュレーションの力、すなわち、困りごとの状況を見立て、アセスメントしつつ、いかにシンプルな解決への筋道を示すことができるかが問われます。本書は、解決のストーリーを通して、リソースの用い方、ワンダウンの仕方、パラドックスの用い方、コンプリメントの方法など、ブリーフセラピーのエッセンスを学び、ケース・フォーミュレーション力を培うことを目指しています。本書を通読すれば、実践的な思考を鍛える絶好のトレーニングとなるでしょう。
目次
第1章 無責任な大人として
第2章 困り果てること、思いつかないこと
第3章 褒めるか、ダメ出しか
第4章 褒め方いろいろ
第5章 強烈に共感すること
第6章 偶然が奇跡を喚ぶ
第7章 病気を利用する
第8章 変化を暗示すること
第9章 ちょっとしたユーモア
第10章 罪悪感を軽減する
著者等紹介
狐塚貴博[コズカタカヒロ]
1977年、栃木県生まれ。2014年、東北大学教育学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、心療内科クリニック、スクールカウンセラーなどを経て、作新学院大学人間文化学部、同大学院心理学研究科准教授。専門は臨床心理学、家族心理学。宇都宮市スクールカウンセラー、海上保安庁第二管区ストレス対策ネットワーク委員、日本ブリーフセラピー協会理事・「Interactinal Mind」編集委員など兼任
若島孔文[ワカシマコウブン]
1972年、石川県輪島市生まれ。2000年、東北大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、立正大学心理学部准教授を経て、東北大学大学院教育学研究科准教授。専門は臨床心理学、家族心理学。杉並区教育委員会不登校対策チームスーパーバイザー、仙台市学校生活巡回相談員、海上保安庁第二管区・三管区ストレス対策ネットワーク委員、日本家族心理学会常任理事、日本カウンセリング学会「カウンセリング研究」編集委員、日本ブリーフセラピー協会「International Journal of Brief Therapy and Family Science」編集委員長、International Academy of Family Psychology理事など兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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