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出版社内容情報
弱井のもとでパニック症を治療する雑誌編集者・北野薫子は症状も落ち着き、仕事に邁進していた。そんな中、児童福祉の取材で、弱井の元婚約者・陽美も身を寄せていた自立援助ホームを訪れる。ホーム長・野間が温かく見守る中で和やかに暮らす子どもたちに触れ、心のざわつきを感じ始める薫子。とうとう17歳の少女・早咲と衝突してしまい…。幼い頃に受けた心の傷と向き合うことになった薫子に、弱井は今こそ「再生のはじまり」のときだと伝える。「あなたは自分自身を育て直す力をちゃんと持っているんですよ」 日本で最も多い虐待「心理的虐待」に苦しんできたアダルトチルドレンの葛藤を弱井が優しく受け止める。家とは、家族とは何かを問いかける、「光の海、再生の家」編、完全収録!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
47
【親じゃなくても、支えたいと願っている大人がいる――】「自立援助ホーム」編。元婚約者・陽美が回想で登場。“社会移行”に失敗して手首を切った退所者の下に集ったホームの子どもたちに、弱井先生は語り掛ける。「傷つけてくる親でも、愛さずにいられない。その苦しみから抜け出すためには、心の中に住む親を見つめ直して、自分を守るための適切な距離感を見つけること/そこにたったひとつでも、帰れる場所が、新たな絆があれば――、一度、断絶された人生の物語を、自分の力で、また繋いでいくことができる」。君たちはその力を持っていると。2025/10/11
ふぅわん
33
【自分の存在を、そのすべてを許して受け入れしてくれる場所】そんなHOMEはあなたにありますか?家じゃなくてもいい。どんな事をしても存在意義を認めてくれる人、場所が一つ、皆さんの中にありますように。 自立援助ホームを舞台にしたエピソード。心におった傷は一生消えない。忘れても、また思い出す時もある。人は人に愛されたい。人は、一生考えながら生きていくんだろうな。安心して過ごせて飛び立てるHOME。そんな場所が貴方にも見つかりますように。たくさんの方に読んでほしい作品。2025/12/14
水渕成分@小説家になろうカクヨム
13
そう。居場所が必要なんですね。居場所があれば生きていける。2025/05/24
毎日が日曜日
7
★★★★2025/05/24
いまちゃん
7
児童養護施設の存在は知っていたけど、自立援助ホームの存在は初めて知った。確かに、普通を知らず、頼れる人もいない子にとって、援助ホームのような存在って力強い存在だよな。まぁ、それはそれとして、粕井がクズすぎる。一方的に略奪女扱いされるの怖いわ〜。2025/05/20




