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出版社内容情報
歌舞伎町の路上に集う少年少女の間で流行する、市販薬の過剰摂取。父親からの虐待から逃げ出した少女・雫も危険な夜の街に身を寄せていた。一方、違法薬物使用で逮捕された狐島唯人は、刑務所での厳しい生活を始める。社会から隔離・遮断され、犯罪者というレッテルにより厚くなる心の鎧。仮釈放後、回復支援施設「ダルク」で仲間と出会った唯人は新たな支えを得て社会復帰を試みる。しかし、これまで重ねてきた嘘に自分自身が苦しめられることになり…。「回復するためには、本当の自分のままでいられる場所を見つけることが必要です」 過去のトラウマに苦しむ唯人に、弱井が示す真の自立の道とは? 行き場のない寂しさを募らせながら進行する孤独の病「薬物依存症」編、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
51
【薬物依存は健康の問題であり、必要なのは刑罰より治療!】「薬物依存症」編が完結。取材協力は松本俊彦先生。シャブでパクられム所行きになったが、出所後ダルクに繋がることで回復の道を歩み出した唯人に、弱井は語る。「依存は悪いことではありません/人間は皆何かに依存しながら生きています。それはいわば“生き延びるための少しの不健康”です。問題は一つしかない依存先に固執してしまうことです。依存先を増やせば増やすほど心は自由になります。本当の自立とは、依存先を自分で選択する自由があることなんですよ」と。同感。お勧め!⇒2024/12/15
水渕成分@小説家になろうカクヨム
19
町中華のばあちゃん、男前すぎ。人がみな正直に自分を出せる世界にしないと。2024/08/24
真夢
13
1冊丸々薬物治療の巻。薬の世界に誘い込んだやつが、検察官にまでなって平然と生活してるのがめちゃくちゃ腹立たしかった。孤独に陥りやすいこのご時世では、薬のみならず依存症や洗脳等、負の誘惑がいっぱい。2024/09/06
ぱなお
12
「薬物依存症」の完結。経験したことのない私からすると、覚醒剤なんて全く縁のない世界の話だとも思うけど、咳止めなんかの普通の薬でオーバードーズするトー横の女の子なんかは、現代社会の問題の一つという認識ではある。薬物依存をどう治療していくか、全く知らない世界だったのでとても興味深く読めた。外国のハームリダクション、凄いな。日本ではかなりハードルが高いプログラムでしょうね。2024/11/17
毎日が日曜日
12
★★★★ 薬物依存編終了。 依存先をたくさん見つけよう。2024/08/20