- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 集英社 ヤングジャンプC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
「当然、霊なんて見えない」JKアカネは、父に蒸発されたので、生活費を稼ぐためにインチキ除霊師になる。 これは面白い。探偵(同級生)を雇って除霊依頼者の素性や弱点をさぐり、力技で強引に「それっぽく」除霊して見事解決するアカネ。詐欺師としての才能がありすぎて笑える。見事なコメディ2025/04/14
TERU
12
『ヒナまつり』の作者先生の新作。 女子高生除霊師・東雲茜は、生活費を稼ぐため失踪した父親の跡を継ぎ、除霊師として活動する事になる。もちろん茜は霊なんて見えないが、お金を稼ぐためなら除霊師(詐欺師)をやることに躊躇いはない! 主人公・茜は霊が見えない除霊師ですが、平気で依頼者の問題をクズなやり方で片付けていくのが最高に人の心が無い所が面白く、それでいて自分のやった事が最終的にクズな茜に跳ね返ってくる展開なども結構ありクズキャラとして憎めないバランス感があります。 2023/05/02
alleine05
10
この作者らしいクズな登場人物たちでそこそこ楽しめたのだけど、そこそこ以上のものではないかな。この作者の代表作である『ヒナまつり』だって腹の底からゲラゲラ笑えるってタイプではなくそれなりに楽しいって感じだったからこんなものなのかもしれないが。2025/03/20
s_s
10
Masaoの単行本がいつの間にか刊行されていたとは…。おそろしく待ちわびた新刊、オレだって見逃しちゃうね。『J⇔M』は何故か知ってたけど、こちらはノーマークでした。反省。 生活費のため、除霊師として仕事を請け負うが、肝心の霊が見えない。前提として既に面白いが、依頼人や同業者などは案外卑しい心の人間ばかり。それらを父親から受け継いだ詐欺のテクニックで丸め込んで切り抜けていくのだが、その様がなんだか小気味よい。中華料理店やバーなどに、こっそりと馴染みのある姿があることも嬉しい。2023/09/18
ぷほは
10
『ヒナまつり』の作者元気かな~、今頃なにしてるかな……などと思っていたわけではなかったのだが、たまたま深夜に本屋をウロついていると見つけてしまった。絵柄はずいぶん上達しているし、女子高生がかわいい。ゲスゲスした人々の下品で低俗で劣悪な願望をやさしく包摂し、お金はしっかりふんだくる主人公はまさに現代の巫女に相応しい。著者は人間の軽率さに全幅の信頼を置いており、おそらくこの後登場してくる本物の霊能力者もどうせクズなことが確定している。オフビートな笑いにこれだけ癒されるという意味でも手元に置いておきたい1冊だ。2023/07/17