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出版社内容情報
古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの“草食系オタク"。ある日、村の争いに巻き込まれ、思い悩むうち、なぜか"1964年オリンピックに沸く東京"に漂着…!? 時空を超えた奇跡の喜劇、ここに開幕──!!!
ヤマザキ マリ[ヤマザキマリ]
著・文・その他
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
72
舞台は紀元前400年頃のギリシャ。オリンピックも狙える身体能力を秘めながらも争いや競うことが嫌いなデメトリオスは、絵師として壺などの制作に励んでいたある日、甕の中でうんうん悩み中に雷に撃たれ、甕を出るとそこは2400年後の東京だった。テルマエロマエ再び!と思っていたら「夢だけど夢じゃなかった!」え、トトロ!?とわちゃわちゃ次元を行ったり来たりしつつ、オリンピックの歴史と共に高度成長期の活気に溢れ、大らかで人情深い日本が多重構造で楽しめる。2019/01/02
吉田あや
69
紀元前400年頃のギリシャで「草食系オタク」と呼ばれている心優しき壺の絵師〈デメトリオース〉。オリンピックを目指せる身体能力を持ちながらも、血みどろになり、勝つことだけに意義を見出す古代オリンピックに馴染めず、「絵こそ私の全て!」と嬉しそうに語る彼が、村に持ち上がった争いごとを収めるため勝負することに。甕の中でうじうじ悩んでいるとドドーンとそこに雷が。そしてテルマエ・ロマエ再びの2400年のタイムトリップ!(⇒)2020/06/18
鱒子
52
友人本。1964年 オリンピック熱真っ只中の東京にタムスリップしてきた ギリシャ人のデメトリオスーーテルマエロマエ?かと思うようなデジャヴたっぷりなコミック。でも、そこはヤマザキさん、いろいろな小ネタに爆笑です(*^ω^*) このままオリンピックの年まで連載引っ張るのかな?そこは作者の力量次第!頑張って。2018/07/27
ネギっ子gen
46
天邪鬼の小生ですから、五輪開会式は拒絶。本棚奥の本書を読む。紀元前400年。古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの、臆病な“草食系オタク”。村の争いに巻き込まれ、なぜか、”1964年オリンピックに沸く東京”に。スタディオンの大観衆の声援の下、アベベや円谷が走り、デメトリオスも素っ裸で参戦。「テルマエ・ロマエ」のオリンピック・バージョン、アペテ(開始)! 巻末コラムの「壺とオリンピックと私」が、読み応えあり。裏表紙では、三波春夫が「東京五輪音頭」を朗々と。今度は、『AKIRA』を読みたくなった!⇒2021/07/24
アーちゃん
44
情報番組で紹介され、台風がくるという中、天気が小康状態の時に速攻で買ってきた一冊。「テルマエ・ロマエ」をギリシャ人にしたオリンピックバージョンです(きっぱり)。これは読む人のツボにはまるかハマらないかで評価が完全に分かれるのではないでしょうか。私は舞台が昭和で小ネタ満載の本作が大好き。テルマエ・ロマエ同様本棚を飾るマンガとなりました。あとはどれだけ続くかがやや不安ですが、そこは実力のあるヤマザキマリさん、次巻も期待しております。2018/07/28