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出版社内容情報
貴族たちの物資を狙う義賊団「怒れる者」現る!! その首領は、かつて八ツ裂き刑に処されたダミアンの息子ジャック…!!! 国王暗殺を謀るジャックの前に、ベルサイユの警護にあたるマリー‐ジョセフが立ち塞がる。だが貧者の怒りを背負うジャックの言葉に、マリーの胸にはかつてない問いかけが湧き上がる…。「マリー、本当の自分はどっちだ?」 一方、成り上がりを狙う毒婦ド・ラ・モット夫人に怪しげな動きが…!?
坂本 眞一[サカモトシンイチ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
103
緻密な画力は健在。今回は首飾り事件をワイドショー風に描く。高まる革命の機運。シャルルは死刑の苦しみを少なくするため、ギロチンの開発を進める。絶望的な程の身分社会と貧富の差。シャルルとマリーは首飾り事件の首謀者であるド・ラ・モット伯爵夫人を焼き鏝の刑で殺害するために協力する。交錯する兄と妹。演出の妙と圧倒的な画力でグイグイと読ませる。首飾り事件で批判の眼は王室に向かう。ルイ16世は特権階級からも税収し、死刑を廃止すると言う政治改革を考えるも、どこまで実現できるか。これからの展開が気になるところ。次巻を待つ。2017/03/19
wata
62
絵を見るたびに、すごいなぁって思うけど時々細かすぎて少し本を目から離さないと構図がわかんない(^^;シャルルの長男どこいった?2017/05/19
くりり
53
首飾り事件が本当はとうだったのか分からないし、いろんな誤解や作為や歪みあって歴史になってるんだけど、笑える。2017/05/20
眠る山猫屋
42
今回はワイドショーにニュース速報ですか・・・。序盤のシャルルとマリー、それぞれの勝負の場面、もはや美麗過ぎてもはや、鑑賞です。読むではなく、鑑賞のレベル。髑髏と薔薇が舞い散る混沌の絵画。 ドラモット伯爵婦人の欲望なんて、マリーの破壊衝動の前には何程のものでもないのだな。『第3のギデオン』を読んだ後なので、頭がごちゃごちゃ(笑)2017/10/05
ぐっちー
28
毎度驚かされる作品なんだが、これだけの絢爛たる爛れた世界なのに疾走感が失われないのは何故だろう。いやはや怒涛の展開だった。シャルル、いい男になった。首飾り事件の顛末が秀逸な描き方で(毎回うまい事考えるものだ)、毎回『次はいよいよ!!』と期待高まる。今回1番驚いたのは、帯に京ちゃんがいたこと!あと5月にNHKのswitch interviewが作者の坂本さん×中島美嘉。これも楽しみ。2017/04/04