ヤングジャンプコミックス うらたろう 〈２〉

中山敦支

集英社（2017/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 200p
• 商品コード 9784088905570
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

「あなたを殺して差し上げます」永久であるわが身を嘆く不死身の男・温羅太郎に、そう約束した平家の姫君ちよ。彼女もまた余命一年となる不治の呪いをかけられていた。「逝きたい」と願う温羅太郎。「生きたい」と願うちよ。二人はお互いの望みを叶える為、生と死の境界、黄泉比良坂を目指すことにッ!! 超輝才・中山敦支が贈る生きとし逝ける物語!!!




中山 敦支［ナカヤマアツシ］

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

積読消化。黄泉比良坂を目指し旅立とうとする千代と温羅太郎の前に、キョンシー軍団と犬神憑きの少女を放つ藤原秀衝が迫る。剛弓無双の英傑・平教経、奔放な少女・安徳天皇、そして千代の曾祖父である平清盛。 歴史上のメジャーな人物達が続々と奥州に集うなか、生き(逝き)たいからこそ、生者も死者も冒涜する秀衝の非道に千代の、そして温羅太郎の怒りが爆発する。「殺れ」「殺りました」の「命令した同じコマで既に殺している」と言う見開きが圧巻の衝撃。ページを捲る先に常に驚きを用意する作者の強かさがたまらない(以下コメ欄に余談)。

2017/02/17

[allite510@Lamb & Wool]

絵も、展開も、「出し惜しみ」している感じが微塵もしない。２巻になって更に脂が乗ってきた感じ。 今、凄い漫画は数多くあるけれど、これだけ漫画的快感をストレートに感じる作品はあまりない。まだわからないが、平家が源氏に勝ってしまったという変にねじれた設定も、歴史上の偉人が平気で大集合する昨今人気の設定に対して思うところがあるようにも感じる。多分、法外な熱量には何か理由があるに違いない。

2017/10/08

[ぴよまむ]

無料にて。ストーリーにスピード感がある。でも、展開はやっ！て感じではなくて、ちゃんと筋にのっとって転がるように展開してく。ラスボスは誰なんだ〜？敵だらけかと思いきやそうでもなかったりやっぱり敵だったり。どんでん返しがすごい。源氏と平家は名前だけ借りてる感じはするけど、知ってる武将の名前が出てくるとなんとなく嬉しいという効果が（笑）天皇だけがいいのかな？って変な心配してしまうけど。多少ツッコミどころはあるけど、ファンタジーなのでまあこんなもんかな。巻数少ないしこれは続きも読もう！

2017/12/28

[うさぎや]

1～2巻まとめ読み。新作は平氏が源氏に勝ったというパラレル鎌倉時代が舞台。で、安徳天皇がかわいすぎる件。

2017/02/12

[さみだれ]

ますます勢いを増して面白くなってきたパラレル戦国不死身物語。安徳天皇＆教経の反則的な強さがかっこいい。徐々に謎が明かされていく中で、敵の強大さも見えてきました。まだまだ物語の前半部分であると思うので、今後どうなるのか楽しみ。中山敦支先生の漫画は正しく「一寸先は闇」。ページをめくった先に待ち構える急展開、裏切り、とてつもない温度差...読者を惹きつける魔力があります。

2017/02/01