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出版社内容情報
木の上で節子と語らう中、突如吐血した清徹。清玄、節子、そして家族が見守る中、刻一刻と近づく最期の“その刻"──。「友よ、さようなら」颯爽と走り抜けた清徹のその足跡は、周囲に大きな波紋を遺していく。清玄の道、節子の道、家族の道…。それぞれの心の行き着く先は──? お寺系、恋愛&無常ストーリー、完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nabe
42
「死は突然の嵐ではない。誰もが生まれた時からわかっている。その時が来ただけだ」坊さんの漫画は珍しいが、敬遠しがちな仏の教えをかみ砕いて分かりやすく読めた。諸行無常。色即是空。ま、俺は前作「セルフ」のが好きなんだが(笑)2015/06/14
くりり
34
最初は煩悩だらけの坊さん物語かと思っていたが、“生と死”に向き合い、生きることは無常だと教わるお話でした。死にゆく清徹が残る清玄にかける言葉に深い親愛の情を、峰博和尚の言う「観ぜよ」に尊い気付きを想い、人は死を想うことによって初めて人と成るという言葉を痛感する最終巻でした。合掌...2015/01/25
wata
31
清徹の天晴れな最期。清玄を大事に思い、多くの教えを遺して「友よ、さようなら、また会おう」(T_T)峰博和尚の言葉が全巻通して心に響く本でした。「諸行無常」「諸法無我」「一切行苦」三つの真実をおなかの中に入れられるかなぁ。2015/01/31
すみの
26
天寿を全うする人、夭折する人・・・生まれる時があれば終わる時もあり、避けられない人間の定め事。清徹の死は、清玄にも節子にもその後の人生をより良く生き抜くための尊い教えとなったことだろう。深かった作品。じいちゃん峰博和尚の誰にも知られず逝く姿に、人生これで良かったと思える最期を迎えられるようになりたいと思った。素晴らしい作品でした。2015/02/01
いいちゃん
16
鼻グズグズです…。死にゆく者の言葉、しっかりと受け取りました。この話に出会えて良かった!2014/11/19