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出版社内容情報
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。創作のためなら躊躇なく奇妙の扉を開ける彼が、様々な取材先で遭遇した不思議な出来事とは…!? シリーズ第3弾は『ホットサマー・マーサ』『ドリッピング画法』『ブルスケッタ』の3編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
80
51冊目『岸辺露伴は動かない 3』(荒木飛呂彦 著、2025年5月、集英社) 実写映画化のタイミングに合わせて発売されたシリーズ第3巻。コロナ禍、地球温暖化、そして生物の進化と、社会派なテーマを扱った3つの短編を収録。ハワイを舞台にしたエピソード「ブルスケッタ」は、現在連載中の『The JOJOLands』の1年後の出来事である事が示唆されている。 環境破壊への絶望的な心情が伝わるが、“人間讃歌“を描き続ける著者のスタンスに変わりはない。 〈一番新しいのは あの子だな〉2025/06/17
neimu
52
既にNHKで放送されたを見た後に購入したので、なるほど原作はこういう形だったのかと。編集者と作家の微妙な関係もさることながら、不可思議な物語展開、スタンド以前に奇妙な出来事が満載の事象に、どう片を付けるのだろうと興味津々。独特の絵柄が更に、奇妙な世界観を決定づけるのだが、そこに帯の『懺悔室』の映画宣伝、高橋一生の写真が加わり、更にシュールな一巻となって読み応えが増す。一生さん、NHKのあさイチにも出ていたし。(出勤したので番組観ていないけれど)映画はこれから見に行くので懺悔室も楽しみ。海外ロケだし。2025/05/25
トラシショウ。
33
「もし読むなら覚悟をして欲しい・出来る事なら隠して蓋をしておきたい・でも蓋なんかどこにも無いんだ・隠す為の蓋さえ誰にも見つける事は出来ない」。積読消化。不定期連載で送る奇妙なオムニバス久々の新刊。コロナ禍、煽り運転や環境問題とやけに社会派に寄った題材が多く取り上げられており、そのせいかタイトルに反して「動かざるを得ない」内容が多め。エピソードが三つと少なめな分、解釈の余地や複雑な関係性が際立っており、個人的にはこれまでで一番難解だったかも。あと、サブタイトルが余り内容を表してないよね(以下コメ欄に余談)。2025/06/03
文麿
32
久しぶりの岸辺露伴シリーズ。でも最近実写で見たから懐かしい感じではない。1話目なんかはモロにそうだったし。2話目はよくわからんけど、3話目はなかなか感動した。2025/05/21
GM職員
30
JOJOスピンオフ短編集第3巻。露伴先生巻き込まれ案件、コロナ禍から今春にかけての新作3編を収録。 やはりこっちの短編集は、荒木先生も描きたいシチュエーションを好きなように構想を練って、楽しんで描いている印象を受ける。きっとホラー・サスペンス好きの血が騒ぐのだろう。ベネ(良し)。2025/05/25