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出版社内容情報
横浜霜葩(ハマソウ) 対 聖テレーズ学園の練習試合。一人で投げ、一人で打つ轟の活躍に圧倒される横浜霜葩だが、三馬の好投で失点を最小限に抑えていた。しかし、究極のワンマンチームだと言われていた聖テレの予期せぬ秘密が明らかになり――!? そして登板のプレッシャーに限界を迎えた三馬は苦悶の少年時代を追憶し始め……? 球児たちの「想い」とは!? 「約束」とは!? 「努力」とは!? 今、エースの前に“天才”が立ちはだかる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
30
聖テレとの練習試合編。浮き沈みの激しいエースピッチャー三馬くんについての深堀りエピソード。基本的にヤバいヤツ多めの野球漫画だと思って読んではいたけど、比較的まともに思えていた広瀬もまあまあちゃんとヤバい面があったし、小堀くんが結局いちばん狂っている。今まで見たことない野球漫画として、めちゃくちゃおもしろい展開が続きまくっていて、これがクオリティ保ったままずっと連載されてるのって本当に凄いことだと思います。伊能登場で次巻へ続くとなりましたが、まさかの違うゲームでこちらもどうなるか続きがすごく楽しみです。2025/05/05
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
6
正ちゃんの過去エピソード 良すぎる!!それはそれとして本当に良いシーンがめっちゃ多い。「高野連が黙ってねぇぞ!」「みんなどっか狂っていて別方向に頭がいい!」「あいつだけ違うゲームをしてる!?」 色んな正ちゃんの一番頭にでてきてる例がりんご飴を食べてる正ちゃんなのやばいよ2025/05/02
よねはら
4
「みんな違ってみんないい」をこの漫画で言い直すと「みんなどっか狂ってて別方向に頭がいい」。あんな悪い顔で「おもしれ〜〜〜ッ!」って最高にエンジョイしてる伊能くんがちょっと微笑ましいですね。聖テレの轟と真澄にもしっかり物語があり、敵側にも思い入れが出てきてしまいます。2025/05/15
サト
4
ムラっけあるピッチャー・三馬を、味方が率先して追い詰めます。計画的にメンタルを責めますが、過去を思い出したのをキッカケに見事覚醒。敵味方の様々な思惑が絡んでいく心理戦と、三馬の成長が噛みしめられるスポーツを通しての王道展開が、絶妙なバランスでまとまってます。 成長に繋がるお手洗い事情の過去エピソードは、トイレに行きたくてもいけないとか、周りの目がこわいとか、同調圧力のある小学生時代を経験したことあるなら誰でも共感できると思います。 著者近影に使われてる中学生時代の野球ノート、絵が上手すぎます2025/05/10
真霜
3
「天才」と書いて「ごうまん」と読む、そんな千年に一度の逸材に挑む横浜霜葩。表向きはそんな強敵にどう対抗するかな練習試合、しかし裏にはエース・三馬のムラッ気が多い弱点についての実験という、様々な意味合いを抱えながら展開していきます。巧みな味方陣のフォローもありどうにか順調に進むも、これまで秘められていた聖テレの伏兵が容赦なく牙を剥くことに。各人物の複雑な思惑が交差する心理戦な部分と、アクの強さと絶妙なテンポ感な場面展開、そしてきっちりと桐山が主人公をしてる王道な演出が見事なバランスで組み合わさっていました。2025/05/11