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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹城 俊之介
60
ずっとマイケル兄さんのターンw 冒頭、阿良川一門における「真打ちになる」ことのハードルの高さを丁寧に説明。その後、直近の真打昇進失敗=おっとうの惨劇(=阿良川一門破門騒動)だったことが示唆されます。 そんな強烈に高い壁に挑む男。1冊まるまるマイケル兄さんを描く13巻。すばらしく引き込まれる舞台でした。……でしたが、今回の裏主人公はよく考えたら表紙の背景にピンク色に溶け込んでいるメガネのオッサン(全生師匠)かも知れない。表主人公はマイケル兄さんですが、裏主人公は師匠ですわw喜怒哀楽の落差がエグいw2024/10/29
JACK
18
☆ 阿良川一門の真打昇進試験は落語協会が定めた基準よりも遥かに高い実力が求められる。挑んだ者が全員破門された騒動以来、誰も挑戦する者が出なかった試験。挑戦する機会を得たのは他の師匠から目の敵にされている阿良川しぐま一門の阿良川まいける。寄席では落語よりもウケがいい歌や沢山のくすぐりで客を沸かせる軽い芸風でやってきたが、果たして師匠たちのお墨付きを得ることが出来るのか。緻密な物語と卓越した画力で描かれる落語の世界。やはり素晴らしい作品だと思います。涙なしには読めませんでした。オススメ。2024/09/08
さとみん
14
「嘘がない」がここに繋がるのか!おかげで涙ぐみつつ笑ってしまったじゃないか。嫌いな理由も察しがついたし、まいける編は裏を返すと全正師匠の紹介にもなっているところが面白い。しかし一生師匠の要求レベルはとてつもなく高いな。確かに真の芸とは“興味を持っていない相手すら振り向かせるもの”ではあるけれど。一剣師匠のさりげないフォローといい、阿良川の師匠たちの個性もだいぶ見えてきた。残り2人も近々登場かな?2024/09/07
毎日が日曜日
13
★★★+2024/09/08
ケー
12
1巻あたりの満足度で言えば間違いなくトップの読み応え。まいける兄さん昇進試験編ををしっかり180ページまるまる使って描ききっていて作者のおふたりの凄さを再認識。 全生師匠もヒールではあるけれど、あくまで芸事に対してのヒールであって、真正面から素晴らしい演技を見れば打ちのめされる人ってわかって少し安心。これでなお意地悪するキャラならもうどうしようもないからね。2024/09/09