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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
44
「ピンチはチャンス!ピンチはチャンス!(観客とシンクロした瞬間)」この決勝、月山さんが勝っても負けても、これは納得いく終わりになるーー。その期待はやはり裏切られることはなかった。月山さん一回限りの竜王戦は揺らぐことはないけど、将棋を通じて月山さん達は繋がったまま。これは将棋を愛する棋士と周りの方々、そして吸血鬼の物語ーー(正直月山さんとまた戦いたいと思ってる方々は多いと思う)。2024/07/06
有理数
7
吸血鬼が将棋を指す異色の将棋漫画最終巻。極めて感動的な結末である。幕を閉じる竜王戦。三百年の鍛錬を経て凄まじい棋力を得た吸血鬼・月山。そして、勝利への執念のために全てを投げ打って将棋に向き合う人間・新堂竜王。ここにきて「吸血鬼」である月山が、主人公としてこの物語の中心にいたことの意味が、確かな実感として胸に迫る。まさに夢のような、煌めく彗星のようなひとときだった。この作品は、紛れもなく人間賛歌である。それを「吸血鬼の将棋指し」の眼差しから描き切ったこと、ただただ拍手を送りたい。素晴らしかった。2024/08/04
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
4
マジで熱くて爽やかな作品だった……!!2024/07/04
ただの猫好き
3
おすすめ度5。お疲れ様です。 将棋漫画は難しいジャンルですけど、個性的なキャラでよみすすめるいい作品。終着点も、終わり方も十分ですし。2024/11/23
笠
3
3.5 完結。竜王戦の七番勝負をダラダラやるのではなく、最初の一局目に絞って濃厚に描写したのはとてもよかった。また、結末についても納得。途中、AIの評価に観戦者が振り回されるのもリアリティがあってよかった。ただ、吸血鬼という設定がどこまで生かされたかでいうと、ちょっと物足りなさが残る。主人公の強さを説明するための都合のいい設定でしかなかった印象…もう一工夫ほしかった。2024/10/11