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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
45
「間違いない月山は将棋の変態です!!!」あっさり納得する将棋教室のみなさん(笑)。月山さんとの戦いを通じて対戦相手の将棋が問われるのが熱いのは毎巻のことだけど、今回は十分個性的なことで。・・・でも、まさか月山さんにあんなことが起きるとは?どうする月山さん。あ、誤魔化すのはわかるけど転売ヤーは止めよう。みんな止めてるよアンナさん。2024/05/29
空のかなた
21
吸血鬼月山が竜王戦初戦へ。3回戦の相手光岡5段との対戦が素晴らしい。天才でもなく、AIを極めた一手でもなく、努力の先にある棋力のぶつかり合いは思わず引き込まれる。月山の清々しさ、強くなりたいという将棋愛。これは傑作の予感。それと吸血鬼ハンターでもある、アンナ・クラウゼがなかなか笑いを誘うキャラクターとして場の空気を変えていく。アンナが穴熊をしかけて一言。「将棋とは攻撃も大事ですが、防御も大事。王を取られなければ負けない」とドヤ顔のシーンがカワイイ。2024/02/08
有理数
7
吸血鬼が将棋を指す異色の将棋漫画第五巻。ぐいぐい面白い。吸血鬼・月山が対決するのは滝川八段。ギリギリで奨励会の三段リーグを勝ち上がった男で、彼の人となり、そして彼を、プロの道を諦めた将棋記者の目線から描くのも、これまでのモノローグとはまた違った味わいがある。最強のアマチュア棋士は、プロのプライドを刺激するが、月山と相対した時、誰もがたったひとり、素朴な「勝負師」になる。吸血鬼ゆえに昼間の対局は、文字通り命を削っている。その鬼気迫る姿勢に、誰もが絆されていく。ついに竜王戦は佳境へ。次巻に続く。2024/08/04
よねはら
4
将棋の変態・月山さんと相対する棋士たちもいい変化が出るのいいですよね。最終的に「どっちも頑張れ…!」という気持ちになります。周りを変えて来た月山さんの戦う理由が一つ無くなってしまう事態。月山さん自身の心も変わる展開に期待です。あとアンナさんの暴がとっくにバレてるの草。粉かけようとして玉砕(文字通り)したんやろなあ2024/03/06
笠
3
3.5 竜王戦本戦トーナメント3回戦まで。2回戦の桐生六段戦はほぼカットで、3回戦の滝川八段戦がメイン。こういう、山崎流みたいな独創的な棋風の棋士は出てくるかなーという気はしていた。格好いいよね。ここでビルの建て替えが決まって、建前上の挑戦理由がなくなるのもいいと思う。やはり、月山が月山自身のために決意を持って挑んでいくほうが面白い。2024/10/07