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出版社内容情報
鸚鵡事件はまだ終わってはいなかった！ 「過去を再現する」鸚鵡の能力と、「未来を予言する」マンガ本を手にした黒幕・仮頼谷の策略に陥った仗助は、鸚鵡のスタンドに寄って再現された幻影のペット・ショップに襲撃される!! 回避不能の攻撃に仗助は――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
55
そうだった、ホル・ホースはかつて、ディオを暗殺しようとして、圧倒的な力の差に屈したんだった。今回は“皇帝”の名に賭けて跪く訳にはいかない戦い。そして仗助は過去からの幻影に苦しめられながらも、真犯人に迫っていく。ダービー(兄)、好きだったな～あの徹底したイカサマ具合や仕込みと駆け引き。そんな過去すら味方につけて仗助が進む姿は、まさにジョースター家の血統。花京院涼子もまた、過去と向かい合い、乗り越えていく。喪われた花京院典明が“運命”を乗り越えたように。原作も読みたいな。2023/06/19
Die-Go
51
『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフマンガ。第3部と第4部の狭間の物語。主役は東方仗助とホル･ホース、そして、花京院典明の従姉妹の涼子。戦いの迫力もあるし、物語性もある。もう少し長くやっても良かったのかもとも思うが。★★★★☆2023/06/19
トラシショウ。
29
「皇帝とはッ状況や他人の利益に従うのではなく・己の意志で生きるものッ・自らの魂の支配者であると言う事!!俺は世界一女に優しい男⋯それだけは譲れねぇ!!」。前巻より承前、ボインゴと共にペットサウンドの攻撃を受けた仗助の窮地の続きから、黒幕である警官・仮頼谷、彼の攻撃により自殺を強要される涼子にそれぞれ対峙する仗助とホル・ホースの対決と顛末を描いての終幕。ここまで割と腰を据えて描いていた印象からするとやけに駆け足な最終巻。テーマは伝わるし悪くは無いけど、ちと詰め込み過ぎに感じられるかなぁ(以下コメ欄に余談)。2023/06/22
わたー
23
★★★★★完結。3部と4部の空白部分を埋めるいい外伝作品だった。なぜホルホースが皇帝の名を冠するスタンド能力を持っているかに対して、アンサーが示されていたのが良かったし、3部におけるDIOの部下のスタンド使いたちの深掘りをするという点でも良かった。同じく上遠野原作の恥知らずのパープルヘイズもコミカライズしてほしいな。2023/07/09
LUNE MER
19
3巻で完結とは少し寂しいが、第４部の直前に仗助が遭遇していた事件をスピンオフ的に描いた作品という位置付けなので致し方なし。荒木先生公認の二次創作ではあるものの、作風はまさに第４部当時の雰囲気に近く、読んでいて懐かしさに包まれる。2023/06/21
