ジャンプコミックス ＰＬＵＳ その淑女は偶像となる 〈１〉

松本陽介

集英社（2021/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 216p／高さ 19cm
• 商品コード 9784088826493
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

「何が「長年のブランク」だ･･･何が「トップアイドルは無理」だ･･･こちとら応援してくれるファンを・もう七年も待たせてんのよ･･･この程度屁でもないに決まってんでしょ･･･！」。かつて八歳にして絶大な人気を誇るも、突如芸能界から姿を消した姫宮桜子。七年後、お嬢様学校で「白百合の姫」として慎ましく暮らす彼女の元にフリーの巨大アイドル・若菜あるみが現れ、そのひたむきなまでのアイドルに賭ける情熱が、桜子の止まったままの時間を溶かして頑なな心に火を点ける。炎の様な芸能･･･いや、アイドルモノ(以下コメ欄に余談)。

2021/04/14

[わたー]

★★★★☆ジャンププラスで読み切りが掲載されていたときから注目していた作品が遂に単行本化。かつてトップアイドルだったものの、夢半ばで業界を去った少女が、とあるアイドルの少女との出会いによって再びトップアイドルを目指すということ。熱血スポコンもので面白かった。残念だったのは、あるみがやけにガタイがいいことと、主人公の背丈が小さすぎるという対比が強すぎて、年齢が全然わからなかったことかな。

2021/04/07

[うさみＰ]

『私は狂っている。今じゃ口を隠さないと人前で笑うフリすらできないボンクラ。それが私よ』ジャンプ級王道アイドルバトルトーナメント。唯一の親との死別よりも、目の前で応援してくれる数多のファンへの笑顔。元伝説のアイドル現淑女さまと成長中１８９ｃｍ諸星級巨大アイドルの邂逅から再始動する凸凹物語。なんＪお嬢様と思ったら、思ったほどそうでもない（？）。お嬢様ファンも出そうだな。大柄×小柄を同じステージでどう表現するのか。歌詞と止め絵の見せ方が上手いな。狂っているのだろう。でもアイドルが楽しいんだから。次巻も楽しみ。

2021/04/04

[ささやか@ケチャップマン]

タイトルや表紙からすると単なるアイドル漫画なのだが、その実「日々ロック」のようなめちゃくちゃ泥臭い熱血系の漫画で、ライブシーンは「日々ロック」へのリスペクトを感じる。「その悲しみを終わらせに来た」のシーンで二人がジャンプしている見開きとかマジで良かった。

2022/09/03

[瀬谷]

かわいいキャラクターばかりなのに中身が熱血スポ根系で、読んでいて元気が出る。歌やダンスのパフォーマンスに迫力があり面白い。主人公の桜子ちゃんはじめ、みんな「ここまでする？」というくらいにファン思いで、お客さんの理想を体現する偶像(アイドル)だなあと思う。連載も追いかけたい。

2022/01/21