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出版社内容情報
約40年の時を経て、再び動き出した「ベルサイユのばら」エピソード編の3冊目となる今巻には、ファン待望の「オスカル編」「マリー・アントワネット編」の2大長編エピソードを収録。美麗カラー24P付きの豪華仕様で、新たな傑作に輝きを添える!
池田 理代子[イケダリヨコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
68
エピソード7:これはホラーだ。分身オスカル、顔が怖すぎる!女性としての苦悩を描きたかったのだろうけど、あの舞踏会は美しい思い出に留めておいてほしかった。エピソード8:マリー・アントワネットとブレゲの時計。史実ベースの物語はやっぱり面白い。池田理代子さんの頭の中には、彼らのドラマがまだまだたくさんあるのだろうな。2020/06/22
shikashika555
41
1話目。オスカルの近くに現れる謎の女性。 物語としては語り尽くされた感のあるテーマではあるが、ベルばらのスピンオフという形で見ると楽しめる。 2話目。ブレゲの時計があの時代からのものとは知らなかった。ちょっと筋立てとしては無理があるな、という感じもするが。 しかしながらフランス王室の経済危機はマリーアントワネット1人のせいではあるまいに、本当に気の毒な巡り合わせの人である。 借金の元凶であるルイ14世はずっと太陽王とか呼ばれて、巨額の負債を作った男ではなくベルサイユを作った王として語り継がれているのに。 2023/06/05
honoka
41
オスカルが諦めたもの…たられば娘を思い出してしまって…苦笑。ブレゲのマリー・アントワネットNo.160(時計)。思わずググってしまった。意外にも繊細で近未来的なデザインが美しい。2017/01/29
アーちゃん
37
レンタル本。オスカル編とアントワネット編の2本ですが、オスカル編は本編のコマを焼き直したような場面が妙に多かったような(^_^;)ブレゲの時計を絡めたアントワネット編の方が私としては面白かったです。2017/06/22
ぐうぐう
31
「オスカル編」と「マリー・アントワネット編」を収録した13巻。「オスカル編」は、本編の冒頭を模倣して始まる。その後もラストに至るまで、まるで鏡に映したかのように、本編のエピソードをなぞっていくのだ。もちろん、これには重要な意味がある。オスカルが度々目撃する謎の女性の正体が明かされた時、池田理代子の意図が理解できるのだ。「わたしは…お前が諦めたもののすべてだ‼︎」本編を鏡に映すことで、本編の、いや、オスカルのあり得たかもしれない半生を浮かび上がらせる。2018/03/24