消費される階級

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087881165
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あの人より、上か、下か―
「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。
『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。

以下、「上に見たり、下に見たり」を考察する21章タイトル。
・男高女低神話のゆらぎ
・五十代からの「楢山」探し
・まぶた差別と日韓問題
・“親ガチャ”と“子ガチャ”
・東大礼賛と低学歴信仰
・『ドラえもん』が表す子供社会格差
・「有名になる」価値の今昔事情
・「ひとり」でいることの権利とリスク
・おたくが先達、“好く力”格差
・バカ差別が許される理由
・ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い
・「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」
・超高齢化社会のおばあさん格差
・姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子
・デジタル下層民として生きる
・男性アイドルは無常の風の中に
・世代で異なる、斜陽日本の眺め方
・反ルッキズム時代の容姿磨き
・モテなくていいけど、出会いたい
・稼ぐ女と、使う女・遅ればせながらの金融教育

「人が二人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。
実は革命以上の困難を伴うものなのかもしれないその挑戦は、これからどうなっていくのか。
我々の生活の中に潜む階級の数々を見つめつつ、考えていきたいと思います」
(本書「はじめに」より一部抜粋)

内容説明

序列、区別、差別。表からは消え、姿を変えた「凸凹」は世の中のあちこちに。あの人より、上か、下か。日本人の階級意識をあぶり出す21の視点。

目次

男高女低神話のゆらぎ
五十代からの「楢山」探し
まぶた差別と日韓問題
“親ガチャ”と“子ガチャ”
東大礼賛と低学歴信仰
『ドラえもん』が表す子供社会格差
「有名になる」価値の今昔事情
「ひとり」でいることの権利とリスク
おたくが先達、“好く力”格差
バカ差別が許される理由
ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い
「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」
超高齢化時代のおばあさん格差
姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子
デジタル下層民として生きる
男性アイドルは無常の風の中に
世代で異なる、斜陽日本の眺め方
反ルッキズム時代の容姿磨き
モテなくていいけど、出会いたい
稼ぐ女と、使う女
遅ればせながらの金融教育

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

112
生活の中に潜む階級の数々。 「『ひとり』でいることの権利とリスク」では早いうちに人との関わりを諦める若年性孤独の問題にそうだよなぁと思い、「超高齢化時代のおばあさん格差」では自分自身のこれからを思い…。どれもなるほどーと興味深く読みました。相変わらずの鋭い着眼点と言葉のチョイスが絶妙! 面白かったです。 2024/08/16

nonpono

85
短気の仕事の面接へ。圧迫面接や空白期間をねちねち聞かれたらどうしようと思っていましたが、まず履歴書提出して来月のシフトを書いてシフトについて2つ聞かれただけ。拍子抜け。個人についていろいろ聞いてはいけない時代になったのか。本書にも、「様々なハラスメントはもちろん、他人を下に見たりカテゴライズすることも御法度」な優しい世界と。そして今や結婚のきっかけナンバーワンになったマッチングアプリ。デジタルなお見合い。君の昔の名は出会い系だよね。影にサクラが隠れていた。他者には最低限なのに、推しや自分に課金する世界よ。2024/09/09

itica

69
時代と共に社会は変わる。良しとされてきたものが悪と言われたり、画一的な考え方は多様性へと変貌している。けれど成熟した社会になろうとも格差は生まれてしまうのだろう。順位を付けずに横並びになればそれで良いのかと言うと、ちょっと違う気がする。このエッセイを読んで共感するところもあれば、自分の意識が遅れていると思うところもあった。でも正直、スッと頭に入ってくる感じではなかったな。 2024/07/10

阿部義彦

56
五歳下の酒井順子さんの新刊です、今回のテーマは階級意識です。一番身につまされたのはデジタル格差ですね、夏休み同僚の子供(中一)を二日預かりましたが、タブレット教材で宿題で、片手にタブレット片手にマイスマホでGoogle先生で調べて、やってました。もう字を書いたりノートをとる習慣なくなりつつあるのか?ジイジもキャシュレス決済には、二の足を踏んでます、だって停電やネット障害の時どうする?生きてる間現金で良いです。その他ルッキズム、親ガチャ、低学歴信仰、バカ差別、全てがスーパーフラットの様で凸凹はアチコチに。2024/08/02

愛玉子

55
平等が謳われ表面上は差別は減ってきているけれど、実際は水面下に潜っただけで、なくなった訳じゃない。「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という、革命以上の困難を伴う挑戦。そうだよね、と納得できる部分もある一方で、アップデートされていないというか、ああ酒井さん自身は未だにこういう意識をお持ちなのね、東京生まれでバブルを享受した世代だものね…などとチベットスナギツネみたいな目になっちゃう部分も。「『ドラえもん』が表す子供社会格差」のティッシュ配りのところは笑いました。タイトルは誰が誰を、なのかしらね。2024/10/01

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