王者の挑戦―「少年ジャンプ＋」の１０年戦記

戸部田 誠【著】

集英社（2025/05発売）

• サイズ 46判／ページ数 256p／高さ 19cm
• 商品コード 9784087881080
• NDC分類 726.1
• Cコード C0076

出版社内容情報

「マーケティング、戦略、DX…そんなものを超えたマンガへの異常な愛がここにある。
時代を変えた仕事人たちの熱いドキュメント！
読み始めたらもう終わり。仕事のやる気が出まくるヤバい本」
――佐久間宣行（テレビプロデューサー）さん激賞ッ！

2014年9月22日創刊。昨年、2024年9月で10周年を迎えたマンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」。その10年の間に、『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ルックバック』『タコピーの原罪』『ダンダダン』など、ヒットマンガや新人作家も続々誕生。多くの読者を獲得し、人気マンガ誌アプリとなった。そんな「少年ジャンプ＋」は、どのようにして生まれ、どのようにして進化し、そして今後どこを目指していくのか？

著者は『タモリ学』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』など、テレビを中心に「エンタメ」とその制作者たちを愛する戸部田誠（てれびのスキマ）氏。
戸部田氏が編集者・社内外スタッフ・外部会社・作家など多くの関係者に徹底取材し、「少年ジャンプ＋」の秘密に迫るノンフィクション。

「本書は、僕から見た「ジャンプ＋」の〝物語〟だ。
別の人から見ればまた違ったものになるに違いない。
僕が見た『ジャンプ＋』の10 年は、挫折を味わった者たちが、奇妙な縁で支え合いながら、あがき戦う姿だ」（本書の「はじめに」より）

【著者プロフィール】
戸部田誠（てれびのスキマ）／1978年生まれ。ライター。ペンネームは「てれびのスキマ」。
『タモリ学』『1989年のテレビっ子』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』『売れるには理由がある』『芸能界誕生』など著書多数。公式X@u5u

内容説明

『ＳＰＹ×ＦＡＭＩＬＹ』『怪獣８号』『ダンダダン』『ルックバック』…ヒットマンガも続々誕生！マンガ誌アプリ「少年ジャンプ＋」の秘密に迫るノンフィクション！

目次

序章　宣戦布告
第１章　胎動
第２章　誕生前夜
第３章　２０１４年９月２２日
第４章　連弾
第５章　「ジャンプ＋」初の１００万部
第６章　弱点
第７章　「ジャンプ＋」ネイティブ
終章　「グローバルの１０年」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Go Extreme]

少年ジャンプ+の10年戦記 週刊少年ジャンプへの宣戦布告 マンガ雑誌アプリの誕生 サイマル配信とオリジナルマンга 『SPY×FAMILY』の奇跡 単巻初版100万部 「ジャンプSQ.」のDNA 面白ければジャンル問わず デジタル化への胎動 「ジャンプLIVE」の実験 新人漫画家の発掘と育成 「ジャンプルーキー!」の創設 新連載戦略「連弾」 『彼方のアストラ』の復活劇 「初回全話無料」システム 『怪獣8号』の爆発的ヒット 読切作品のブランド化 アプリ技術課題と運営強化 データ活用とマンガ編集

2025/05/24

[chuji]

久喜市立中央図書館の本。2025年5月初版。書き下ろし。「週刊少年ジャンプ」の譚かと思ったら、デジタルマンガ「ジャンプ＋」の譚でした。オイラは「週刊少年マガジン」世代で「ジャンプ」は殆んど読みませんでした。頑固爺としては小説もデジタルでは読みません。

2025/05/21

[レンコン餅]

専門外だからこそ書けるものがある。人気マンガが生まれるまでの編集者のアレコレからシステム上のトラブルを様々な証言やインタビューから歴史を振り返っていく。ノンフィクション本でもありビジネス書のにおいもある

2025/05/22

[orange21]

「ぜんぶやれ」は読んで、大変おもしろい本だったので手に取った。佐久間宣行に激賞してもらわなくてもよかったのと、文字が大きくセリフが多くてスカスカしてるのと、装丁が格好悪いということを含めても、悔しいが面白いと言わざるを得ない。アクセス数が多いのにいいジャンが少なくて完読率も低い作品のデータを欲しがる奴の目的とかハッとしてしまう。頭いいな…。タツキや林士平周りの知らなかった情報も知れてよかった。

2025/05/14