出版社内容情報
お金と強運を引き寄せるユダヤ5000年の叡智
ユダヤ人社会の根幹をなす口伝律法「タルムード」由来の説話の数々を、国際弁護士で自らユダヤ教に改宗した著者が紹介し、世界の現状に即して解説。サバイバルの極意が、タルムード哲学にある。
内容説明
ユダヤ人成功者の先見の明やリスク判断力は、「タルムード」の叡智で磨かれていた。
目次
第1章 お金を引き寄せるユダヤ哲学(魔法のザクロ;七匹の太った牛と七匹の痩せた牛;お金を恵むなら全員に ほか)
第2章 タルムードの知恵を錠ジネスに活かす(神との交渉;デボラの闘い;手と足と目と口、一番偉いのは誰? ほか)
第3章 すべてを捨てる覚悟が道を拓く(青年アダムスの疑問;悪いのは誰?;ノアの方舟の真実の話 ほか)
著者等紹介
石角完爾[イシズミカンジ]
1947年京都府生まれ。京都大学在学中に国家公務員上級試験、司法試験に合格。同大学を主席で卒業後、通商産業省(現・経済産業省)を経て弁護士に。ハーバード大学ロースクール修士号取得、ペンシルバニア大学ロースクール証券法修士課程修了。1978年ハーバード大学法学校博士課程合格。ニューヨーク、ウォールストリートの法律事務所シャーマン・アンド・スターリングを経て、現在、東京の千代田国際経営法律事務所所長、代表弁護士。ベルリンのレイドン・イシズミ法律事務所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2y@
22
ユダヤ人・ユダヤ教の英知『タルムード』 日本的思想との比較で言えば、とにかくリスクマネージメントに関して、徹底・実践的な教えが浸透している。 想定外はあり得無い。「No, because」から交渉は始まる。 まずは、捨てる痛みが先(ノーペイン ノーゲイン) 。成功ではなく、失敗から学ぶ。 『自助』という言葉を強く意識させられる教えの数々。 日本語に訳しにくい『ウィズダム』これを体得したい。2014/06/06
村越操
18
ユダヤ人になった弁護士の成功哲学集。ユダヤ人になったら、元日本人であっても、元同胞を悪く言ってもいいのね、という絶望的な欠点を除けば、やはり学ぶこと大。なぜユダヤ人に成功者が多いのか多面的に知ることができました。「ユダヤ人には想定外という言葉はない」「大切なものは失わなければ何も得られない」「良いことの次には必ず非常に悪い事が起こる。抜け出せるのは準備した人だけ」「ユダヤ教ではどう考えるか。神のすることは分からない、と考える」「ユダヤ人から見ると日本人が世界で一番思考停止しやすい」2013/10/27
むーちゃん
16
示唆に富んだ物語がためになる本。 日本人とユダヤ人の考え方の比較をすることで、慣れ親しんだ日本的な思考方やコトワザにも納得し難い点が多いことに気付かされた。 思考停止に気を付けて、なぜ?と思うことを大切にしたいと思う。 考え方の幅を広げてくれるので、個人的には再読したいと思える本だった。2022/01/10
takehiro
12
タルムードの小話とその解説。タルムードを題材にして親が子供になぜ?と問いかける教育は、子供の考える能力を伸ばしそうだ。ワタシは解説がないとタルムード小話の教訓がほとんどわかりませんでした汗2023/08/25
ほじゅどー
11
★★★★好調な時こそ苦境に備えよ。正直な生き方を貫くこと。お金は大事だが、お金には魔力がある。追求し過ぎると正直さという大切なことを忘れてしまう。「ウィズダム」は「知識」ではない。自分や家族を守るための「賢明」な判断である。金儲けも食事もすべて控えめに質素にせよ。金の奴隷になるな。美酒美食は身体を壊す。人のためにお金を使えば長く幸せになれる。楽しい親子関係は人生の幸福の一つであるが、大金は親子関係をも壊す。親の財産を巡って子供同士の相続争いが起こる。2023/10/01
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