続・失踪願望。 さらば友よ編

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続・失踪願望。 さらば友よ編

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087817515
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「おい、シーナ、逃げるなよ」

急逝した親友・目黒考二がシーナに伝えた
最期の“檄(ゲキ)”の真意とは?
老いてゆくこと、喪失を抱えて生きること――
哀しみも淋しさもそのままに(ときにビールとともに)
愛するものたちへの思いを静かに差し出す
79歳の日録は共感必至。

「WEB MAGAZINE集英社学芸の森」で好評連載中の
「失踪願望。」日録に加え、書き下ろし「さらば友よ!」を収録。
若き頃の“失踪”と“ヰタ・セクスアリス”の告白、
青春の別れと悔恨をつづって
新たな人生の世界線をひらく作家・椎名誠の新境地!

2022年7月から2023年6月の1年間の日録は
白内障の手術からスタート。
異常な猛暑にへたりこみながら仲間とのビールで乗り切る日々。
取材や講演で旅することも増えてきた。
そんな矢先、盟友・メグロが短い闘病の末、逝ってしまう――。
深い悲しみと混乱、喪失感に動けなくなってしまうシーナ。
そんな彼を支えたのは、かつてメグロから言われた
「作家・椎名誠への叱咤の言葉」だった……!

『失踪願望。 コロナふらふら格闘編』から2年弱、待望の続編刊行!

(日記の見出しより)
銃撃、休場、個人の感想
下駄ばき、ケトばし、広い空
メロディー、旅人、蛍の光
どぶろく、島酒、アイスバイン
お月見、門出、オフサイド
花巻、断腸、象が来る
初夢、訃報、オムマニペメフム
闇黒、ズタボロ、閉鎖月間
アルバム、ブンガク、高みをゆく者
奔流、フルサト、目黒がいない
アルマジロ、東京観光、伊達眼鏡
芦ノ湖、コロッケ、誕生日

【著者プロフィール】
椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれ、千葉育ち。1979年『さらば国分寺書店のオババ』刊行。89年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞を受賞。
『岳物語』『大きな約束』『家族のあしあと』等の私小説、『武装島田倉庫』『水域』等のSF小説、『わしらはあやしい探検隊』を原点とする釣りキャンプ焚き火エッセイ、『出てこい海のオバケたち』等の写真エッセイまで著書多数。ジャンル無用の執筆生活を続けている。
「失踪願望。」シリーズは、「WEB MAGAZINE集英社学芸の森」で好評連載中!

内容説明

「おい、シーナ、逃げるなよ」親友からの最期の“檄”その真意とは?書き下ろし「さらば友よ!」収録。老いること、喪失を抱えて生きること、愛するものたちへの思いをまっすぐに。79歳の日録が静かに差し出す新たな人生の世界線…共感必至!

目次

続 失踪願望。(銃撃、休場、個人の感想 二〇二二年七月;下駄ばき、ケトばし、広い空 二〇二二年八月;メロディー、旅人、蛍の光 二〇二二年九月;どぶろく、島酒、アイスバイン 二〇二二年一〇月;お月見、門出、オフサイド 二〇二二年一一月;花巻、断腸、象が来る 二〇二二年一二月;初夢、訃報、オムマニペメフム 二〇二三年一月;闇黒、ズタボロ、閉鎖月間 二〇二三年二月;アルバム、ブンガク、高みをゆく者 二〇二三年三月;奔流、フルサト、目黒がいない 二〇二三年四月;アルマジロ、東京観光、伊達眼鏡 二〇二三年五月;芦ノ湖、コロッケ、誕生日 二〇二三年六月)
さらば友よ!

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ、千葉育ち。東京写真大学中退。流通業界誌編集長時代の76年、目黒考二らと「本の雑誌」を創刊、初代編集長となる。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』で本格デビュー。89年『犬の系譜』で第一〇回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第一一回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

165
椎名 誠は、永年に渡って読み続けている作家です。椎名 誠は、明日6/14誕生日で傘寿になります。何時まで書き続けられるのか、盟友 目黒考二の急逝がどの程度影響するのか心配です。椎名 誠の文章に、妻や娘がこんなに多く登場するのは初めてではないでしょうか❓ https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-781751-52024/06/13

キク

56
2022年7月からの1年間の日記。つまり目黒孝ニの死が書かれている。若い頃の椎名はガハハと笑い、仲間と無人島に行き、風のように颯爽としていた。でも最近は、不眠症や妻との葛藤や失踪願望を語るようになってきた。巻末の書き下ろし「さらば友よ!」の目黒孝ニとの会話に答えがあった。「シーナ、私小説を軽んじてはいけないよ。もっと真剣に覚悟を決めて真実をきっちり書きな。おいシーナ、お前はずっと書いてなかったろう。それはずるいぜ。逃げるなよ」当代一の評論家であり、ともに「本の雑誌」を立ち上げた相棒の言葉があったからだ。2025/01/11

おかむら

29
日記風連載。前作ではジジイになったシーナがコロナで死にかけた顛末を、そして今作は「1月19日、目黒考二が死んでしまった」…。本の雑誌社を共に作ったあのメグロが急逝してしまいます。声がデカくてうるせんだよと文句をいいあう間柄の友の死はコタエルなあ。巻末書き下ろしは生前の目黒に言われた、覚悟を決めてもっと自分を曝け出す私小説。小岩で共同生活する前の交通事故と爛れた男女関係について。おおー! あと東ケト会のドレイだったサワダ青年は本上まなみと結婚したのかー。知らなかったー。なんか「ケッ」って感じー。2024/07/05

tetsubun1000mg

28
本作の4/5はシーナ氏の日記だったが、年を取ったんだなあと感じたが今年で80歳になるのか。 「本の雑誌」を創刊した相方の目黒考二氏の死がショックだったのだろう。 葬儀にも参列できないほど受け入れることができなかったんだね。 でも所々で目黒さんの懐かしい思い出が語られるのは良かった。 椎名さんだけでなく多くの「本の雑誌」愛読者の心の中で生き続けるのではないか。 最後の自分の若かった頃の事を私小説風に書いた中編はなかなかリアルで面白かった。2024/08/04

キタ

24
高校生の頃、ませたトモダチが『わしらは怪しい探険隊』を読んでいたのを鮮明に覚えている。そこから自分も真似をして、色々なところへ野郎ばかりでキャンプしに行ったもんだ。仲間が結婚して仕事も各々忙しくなってキャンプも行かなくなってきていた。ここ何年か前から子供も手がかからなくなった頃合いでまた集まり出した。そして、最近の著書を読んでびっくり。もう80歳なのかぁ。自分も年食うはずだよなぁと思いながら読了。盟友の目黒氏の死はたまらなかっただろうなぁ。ぜひ、今書いているらしい私小説を読んでみたい。 2024/07/02

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