にっぽんアニメ創生記

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にっぽんアニメ創生記

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  • サイズ 46判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816877
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本の「アニメ」はいつ、どのように誕生したのか? 1917年、日本のアニメ映画黎明期を明らかにする。アニメ生誕百周年を記念し、(社)日本動画協会が立ちあげたプロジェクト『アニメNEXT_100』の一環として刊行される1冊。

アニメ映画を創造したパイオニアは3人。その偉大な足跡をたどる知的冒険の書。現存する最古のアニメフィルム『なまくら刀』発見秘話もあり!!

今や、世界中に多くのファンを獲得している日本のアニメーション。しかし、日本アニメの「始まり」については、ほとんど語られてこなかった。漫画家から転じた下川凹天が作った日本初の商業アニメーション短編映画(とされる)『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』が公開されたのが1917年。同年、現存する最古のアニメフィルム『なまくら刀』(幸内純一制作)も公開されている。日本アニメが産声を上げた1917年、アニメ映画を世に送り出した下川凹天、幸内純一、北山清太郎の3人を軸に日本アニメの夜明けの姿を描きだすドキュメント。

<構成>
■第一部 日本のアニメーションの黎明期ーー3人のパイオニアの肖像/ アニメ研究家・渡辺泰が、3人のパイオニアの業績、生涯をたどり、日本アニメ黎明期の姿を俯瞰する。
■第二部 『なまくら刀』発見ものがたり/ 『なまくら刀』フィルムの発見者である映像文化史家・松本夏樹が、発見の経緯を発表、合わせて映画『なまくら刀』を分析する。
■第三部 1919年までの日本アニメーション/ ドイツ人でありながら日本アニメ研究の第一人者のひとり、フレデリック・S・リッテンが当時の文献を考証、日本アニメの誕生前後の時代状況を学術的に考察する。

内容説明

日本の「アニメ」はいつ、どのように誕生したのか!?1917年、3人のパイオニアたちの足跡&現存最古のアニメ『なまくら刀』フィルム発見秘話!

目次

第1部 日本のアニメーションの黎明―パイオニア3人の肖像(日本のアニメ誕生前夜;下川凹天―日本最初のアニメを作った男;北山清太郎―工房システムで弟子を育てた名伯楽;幸内純一―第1作にして傑作を生んだ天才;日本のアニメ、未来への展望)
第2部 『なまくら刀』発見ものがたり(『なまくら刀』を見つけたとき;『なまくら刀』の主人公の謎;『なまくら刀』と吉原を巡る物語)
第3部 「アニメ」が始まった時―1919年までの日本・欧米のアニメーションを通して(ドイツと日本における印刷アニメーション;欧米のアニメーションと日本での専門知識―1917年以前;日本アニメーション映画のパイオニアたち;1917年の日本アニメーション映画;1918年から1919年の日本アニメーション;これからの議題)

著者等紹介

渡辺泰[ワタナベヤスシ]
アニメーション研究家。1934年、大阪市生まれ。高校卒業後、毎日新聞大阪本社で36年間、新聞制作に従事

松本夏樹[マツモトナツキ]
映像文化史研究家。1952年、堺市生まれ。ドイツ・クリステンゲマインシャフト神学単科大学に学び、帰国後、大学講師を勤めるかたわら翻訳と著述に従事

リッテン,フレデリック・S.[リッテン,フレデリックS.] [Litten,Frederick S.]
近・現代史研究家/理学博士。1964年、カナダ・モントリオール生まれ、ドイツに育つ。1982~1991年、ミュンヘン・ルートヴィヒ=マクシミリアン大学に学び、1988年に中国学で修士号、1991年に科学史で博士号取得。ミュンヘン・ルートヴィヒ=マクシミリアン大学及びアウクスブルク大学で、種々の研究プロジェクトと非常勤講師を経て、2006年からミュンヘン・バイエルン州立図書館研究員

中川譲[ナカガワユズル]
キャラクター表現研究家。多摩大学情報社会学研究所客員准教授・専修大学ネットワーク情報学部兼任講師。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。三菱総合研究所嘱託研究員、日本映画大学准教授、国際日本文化研究センター共同研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

70
2017年は日本アニメ100年として様々な企画が実施され、この本もその一環で編まれたものらしい。その100年前の状況が実にこと細かに語られていて興味深い。日本初のアニメを制作した下川凹天後年の座談会で手塚治虫が同席した写真がある。手塚治虫がちょうど初のテレビアニメ「鉄腕アトム」を始めた頃。日本アニメの歴史は繋がっているんだなぁと感慨深い。多くの作品が「日本アニメーション映画クラッシック」というサイトで見ることが出来る。https://animation.filmarchives.jp/index.html2020/09/05

bura

35
100年前の1917年、日本に同時多発的に3本のアニメ映画が誕生した。制作者はそれぞれ北山清三郎、下川凹天、幸内純一という。この3人が日本のアニメーションのパイオニアになった。本書はそれぞれの作品歴や人生について語られている貴重な一冊である。この中で幸内純一の「なまくら刀」が2007年に発掘され唯一、現存する作品となる。私も観たが、100年前とは思えない動きやキャラの表情だった。そして現在、日本のアニメは2兆円産業となった。100年前に同時に生まれた3つの点は、今につながる太い太い線となっていったのだ。2020/08/11

あんすこむたん

2
戦前アニメ史を知っている人には有名な人達だが、ここまで色々な資料や複数の専門家の視点で書かれているのは、珍しいだろう。深く研究・考察するための一通りの知識を得ることが出来る。2020/11/01

Kouki

0
草創期の国産アニメーション作家について、半分近くをとある三人にフォーカスし語っているコアな一冊。しかし個人的にはこの本で木村白山の存在を認知したのでそれが一番の収穫かな。本当に実在したのかさえ定かでない(共同ペンネーム説も濃厚らしい)天才アニメーターによる日本初のポルノアニメーション『すヾみ舟』(32年)は猥褻物として摘発後、警視庁に押収されそのまま戦火に消えたと思われていたがつい数年前に個人が秘密裏に国立映画アーカイブへ寄贈していたことが判明、しかし非公開となっている。確認した職員羨ましすぎっぞ…。

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