聖なるズー

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  • サイズ 46判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816839
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2019年 第17回 開高健ノンフィクション賞受賞作

犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。
性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、
人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。
そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく──。

【選考委員、驚愕!】
・「秘境」ともいうべき動物との性愛を通じて、暴力なきコミュニケーションの可能性を追い求めようとする著者の真摯な熱情には脱帽せざるをえなかった。――姜尚中氏
・この作品を読み始めたとき、私はまず「おぞましさ」で逃げ出したくなる思いだった。しかし読み進めるにしたがって、その反応こそがダイバーシティの対極にある「偏見、差別」であることに気づいた。――田中優子氏
・ドイツの「ズー」=動物性愛者たちに出会い、驚き、惑いながらも、次第に癒やされていく過程を描いたノンフィクションは、衝撃でもあり、また禁忌を破壊するひとつの文学でもある。――藤沢周氏
・人によっては「#Me Too」の「先」の世界の感性があると受け取るのではないか。この作品を世間がどのように受容するのか、楽しみである。――茂木健一郎氏
・多くのファクトに翻弄された。こんな読書体験は久しぶりだ。――森達也氏
(選評より・五十音順)

【目次】
プロローグ
第一章 人間と動物のアンモラル
第二章 ズーたちの日々
第三章 動物からの誘い
第四章 禁じられた欲望
第五章 わかち合われる秘密
第六章 ロマンティックなズーたち
エピローグ
あとがき


【著者プロフィール】濱野ちひろ はまの・ちひろ
ノンフィクションライター。1977年、広島県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒業後、雑誌などに寄稿を始める。
インタビュー記事やエッセイ、映画評、旅行、アートなどに関する記事を執筆。
2018年、京都大学大学院修士課程修了。現在、同大学大学院博士課程に在籍し、文化人類学におけるセクシュアリティ研究に取り組む。

内容説明

犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく―。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞。

目次

第1章 人間と動物のアンモラル
第2章 ズーたちの日々
第3章 動物からの誘い
第4章 禁じられた欲望
第5章 わかち合われる秘密
第6章 ロマンティックなズーたち

著者等紹介

濱野ちひろ[ハマノチヒロ]
ノンフィクションライター。1977年、広島県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒業後、雑誌などに寄稿を始める。インタビュー記事やエッセイ、映画評、旅行、アートなどに関する記事を執筆。2018年、京都大学大学院修士課程修了。現在、同大学大学院博士課程に在籍し、文化人類学におけるセクシュアリティ研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

313
今年の本屋大賞・ノンフィクション本大賞候補にノミネート。タイトルと表紙のインパクトに惹かれ、手に取ったが、濃密な中身に圧倒された。「ズー」それは動物をパートナーとし、中には性の対象ともする人たち。当事者20人以上と寝食を共にしながら、困難なインタビューを積み重ねたであろう、その過程が実に伝わってくる。著者自身が、”性暴力の被害者”だということをカミングアウト。相手の心にすっと入っていく彼女でなければ書けなかった。この本が提起する、セックスとは何か? 人間とは何か?を読後ずっと考え続けている…自分に驚いた。2020/08/03

starbro

290
内容と開高健ノンフィクション賞受賞作ということで図書館に予約しましたが、コロナ禍もあって漸く読めました。人間と動物と言えば、獣姦のイメージが強いですが、ズー(動物性愛者)は全く違うイメージでした。本書で、ドイツがズーの先進国だと言うことも初めて知りましたし、改めてセクシャリティの多様性に気づかされました。 私は、性愛は、ノーマルかアブノーマル(LGBT、人、動物、物等問わず)の二つだと考えています。あまり主張する人はいませんが、アブノーマルは、これ以上人口を増やさないための地球の自浄作用だと考えています。2020/07/29

kou

153
この本を読む前は、動物と性交する=獣姦=鬼畜の行い!!これが自身の正直な認識だった。ただ読み終わった後では、随分とイメージが変わったと思う。登場する人々の話しを聞いていくうちに、そして、「動物が誘ってくる」と発言を読む度に、ズーファイルが神聖な人々に感じてくる不思議な感覚に塗り変わっていった。ただ正直、自身の周りに居たら冷静に受け入れきれる自信は無い。人間と動物が性交する事は、人間と動物の境目が曖昧になってしまう恐怖が、人間の意識の根底にあるのではないかと思ってしまった。2020/03/23

遥かなる想い

133
動物との性愛に取り組んだ作品である。 不気味で気持ち悪いというのが、正直な感想だが、著者自身のDV体験が このテーマを 選んだのだろうか…セクシャリティの多様化という観点で見れば、視野が広がったのかもしれない。 2021/09/27

fwhd8325

119
外国のポルノが公開されていた中で、動物とのセックス、いわゆる獣姦がテーマの作品がありました。この作品も獣姦がテーマなのかと思っていましたが、どうも評論を見ていると違うようです。ならばと読んでみましたが、ショッキングな内容ですが、時にコミカルにも感じられ、とても興味深く、面白く読むことができます。そして、深い愛情や信頼が伴うセックスの魅力を感じます。2020/01/25

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