出版社内容情報
推計61万3千人。深き苦悩を見つめた、
希望と救いのノンフィクション。
「8050問題」とは、80代の親が50代のひきこもりの子を抱えている家庭、そしてそこから派生する問題を指す。
1990年代後半から顕在化してきた若者のひきこもり問題が、解決せぬまま長期化。
親が高齢者になるとともに当事者が中高年に達し、今、深刻な社会問題として浮上してきている。
本書では、当事者や家族、支援者に密着取材。
その現状や心理をリアルに描写する。彼らはどこでつまずき、何によって光を見出したのか。
その格闘の姿を伝える、希望と救いのノンフィクション。
内容説明
はじまりは、家庭にあった。長い間、奪われてきた“自分”を生き直す、再生への“光”がここに。推計61万人。深き苦悩を見つめた、希望と救いのノンフィクション。
目次
第1章 迷走する家族(強すぎる父;母に食い尽くされた息子;金と暴力がコミュニケーションの手段;放置された老婆、立ち尽くす娘)
第2章 闇を照らす光(安心してひきこもれる社会に(長谷川俊雄 白梅学園大学教授)
いかに依存し合って生きていけるか(明石紀久男 NPO法人「遊悠楽舎」代表))
第3章 歩き始めた人たち(親となんか生きていきたくない;何もできないんです。助けてください;かっこつけたかった)
第4章 「見えない」存在から「見える」存在へ(「ひ老会」の挑戦;8050問題が意味するもの)
著者等紹介
黒川祥子[クロカワショウコ]
ノンフィクション作家。福島県出身。東京女子大学文理学部卒業。2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待―その後の子どもたち』で、第11回開高健ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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