絆―走れ奇跡の子馬

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絆―走れ奇跡の子馬

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087816273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東日本大震災で壊滅した福島・南相馬のファームでただ1頭生き残った子馬リヤンを牧場主親子が競走馬に育てあげ、ダービーを目指す……福島の現実を基に描かれる、人と馬の感動の「絆」の物語!




島田 明宏[シマダアキヒロ]

内容説明

2011年3月11日、津波に呑まれた牧場でただ1頭生き残った牝馬シロが命と引き替えに産み落とした芦毛の牡馬「リヤンドノール(北の絆)」。牧場主・雅之とその長男・拓馬は、放射能汚染の風評被害などと戦いながらリヤンを競走馬として育て、デビューさせる。リヤンは拓馬たちの夢を載せ、日本ダービーをめざして疾走する…。東日本大震災に見まわれた福島県南相馬市を舞台に展開する、馬と人、人と人の「絆」の物語!

著者等紹介

島田明宏[シマダアキヒロ]
作家。1964年札幌生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科中退。早大在学中より放送作家、フリーライターとして執筆活動を始める。競馬を中心に名馬物語、人物ドキュメント、エッセイ、小説などを執筆。著書にノンフィクション『消えた天才騎手―最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡』(JRA賞馬事文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

99
【東日本大震災・あの日を忘れない】イベント参加中/イベント期間中に読んだ本で、初めてこの文をレビュー内に入れました。お察しください。あっさりしていて心が掻き乱されるところがあんまりなかったのです。例えば津波にのまれたらしい恋人の遺体も見つけられなかった哀しみがよくわかりません。ていうか、この人が好きだ付き合いたい、付き合えて嬉しいという気持ちも読み取れませんでした。私が察しろということですね。あっさり被災者の女の子とデキてしまったとしても驚きませんでしたよ。そんなことはなかったですが。馬は可愛かったです。2018/03/18

スミレ

31
ドラマ化を機に読みました。 震災の日に産まれ母を亡くした子馬が、たくさんの人とふれ合いながら競走馬として成長します。 最初は専門用語が多くて、なかなか読み進められませんでしたが、どんどん引き込まれました。 お馬さんってすごい。こんなにも人を理解し、感情がある動物なんですね。 競馬には全く興味がありませんでしたが、競馬場に行ってみたいと思いました。 そして、相馬市の伝統行事「相馬野馬追」を見てみたいです。2017/03/30

百太

27
競馬好きな方には絶対お勧めな本です。相馬馬追見に行きたくなりました。 本作は震災が大きなテーマとなっていますが、読みやすさ重視のライト感で、この時期鬱っぽくなる私には、リアンはホントいいこ💛とでき過ぎでも救いです。 2019/03/06

なっく

19
震災の日にフクシマで生まれた競走馬の物語。それだけで背景は十分、あとは人と馬、人と人の絆を力強く描くだけで素直に感動できる物語となっている。地震が起きるのも自然なら、馬が走るのも自然。要は人間がややこしくしてるだけなのか?自然をありのままに受け入れる大らかさを持ちたい、少しでも。2017/05/23

フクミミ

13
東日本大震災の日に南相馬市のファームで生まれた一頭の子馬。リアンドノール(北の絆)と名付けられた若きサラブレッドは地元の期待を集め日本ダービーを目指す。南相馬市の馬追い祭りにかける地元民達の熱い思いや震災当時の様子に胸が詰まる思い。馬の個性やクセ、ジョッキーのかけ引き、競馬シーンも臨場感があってワクワクする。サラブレッドを産出するファームの人達や調教師、いろんな人の思いを乗せて駆けるリアンに胸が熱くなること間違いなし。2017/04/17

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