喰い尽くされるアフリカ―欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日

個数:

喰い尽くされるアフリカ―欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月09日 04時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816136
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C0098

出版社内容情報

資源豊富なアフリカでは、植民地時代から欧米諸国が、あらゆる手段を講じて搾取を行ってきたが、近年、新たな顔として中国の影がちらつき始めた。各国の事情に合わせて巧妙に動く略奪者たちを追う。




トム・バージェス[トムバージェス]

山田 美明[ヤマダヨシアキ]

内容説明

石油やダイヤモンドのほか、多くの資源に恵まれているアフリカ大陸。だが、そこに暮らす人々の多くは厳しい貧困と内戦に苦しんできた。膨大な資源が生み出した巨額の金はいったいどこに消えたのか?長くアフリカに住み丹念に取材を重ねたフィナンシャル・タイムズ紙の記者が直面したのは、欧米が作り上げ、中国がブラッシュアップした巧妙な略奪のシステムだった。グローバル経済の実態を暴く!

目次

序章 富の呪い
第1章 フトゥンゴ
第2章 貧困の温床
第3章 “関係”
第4章 ゾウが喧嘩をすると草地が荒れる
第5章 北京への懸け橋
第6章 融資とシアン化物
第7章 信仰は関係ない
第8章 新たな富裕層
エピローグ 共犯

著者等紹介

バージェス,トム[バージェス,トム] [Burgis,Tom]
『フィナンシャル・タイムズ』の調査報道特派員。2006年より南アフリカのヨハネスブルグとナイジェリアのラゴスを拠点に特派員として取材活動を続けてきた。2013年、鉱物資源国、アンゴラとギニアの汚職の実態を暴いた報道でフィナンシャル・タイムズ・ジョーンズ・モースナー記念賞を受賞。同年、王立文学協会のジャーウッド賞ノンフィクション部門も受賞し、『喰い尽くされるアフリカ―欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日』の取材のための資金を得る

山田美明[ヤマダヨシアキ]
翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

107
中国や日本のアフリカ進出のニュースが多く流れる昨今本書に興味を持って読みました。アフリカ諸国は、第二次大戦以前植民地として略奪され、大戦後は資源の略奪と大量殺戮兵器を売りつけられています。独裁者、権力者は私腹を肥やすが、国民は飢餓に陥り、難民が溢れています。正に現代のホロコーストです。略奪システムの主体が欧米から中国に変わって少しはマシになっているんでしょうが、問題の解決にはなっていません。国連やIMFも機能していません。本書の内容が現実に近いんだと思いますが、氣分が悪くなるのと同時に無力感に苛まれました2016/09/26

AICHAN

36
図書館本。綿密な取材と平明でわかりやすい文章で、問題点を見事にえぐる。ただ、あまりに分厚い本なので半分で挫折。以降は各章のサマリーを読み本文は斜め読みして読了。アフリカは天然資源王国だが中東のサウジアラビアなどと違って民衆は貧しい。植民地時代に入り込んでいた欧米の石油・鉱業会社が、独立後も居座り、権力者と結びついて権力者たちだけが利益を貪っているからだ。そのシステムを今は中国までが使い、また中国は新手を使ってアフリカの天然資源を略奪している。今や世界は中国を中心に回ろうとしていると痛切に感じた。2017/05/28

さきん

31
なぜ、アフリカのほとんどの地域はいつまでも貧困と紛争から逃れられないのか?西欧による植民地政策の名残として、西欧の資本、企業がアフリカの市場を支配し、そこに政治に興味のない中国がからんできてくる。アフリカの支配層は、庶民であった時には、理念がないわけではないが、一旦豊かになってしまうと貧しいころの心がけを失う。多くの人々は理に聡く、これが逆に長期的な利益を逸する状況となっている。中国や西欧の企業や政府系組織がおこなっている人倫に悖るやり口の数々に閉口をせざるを得ない。2017/01/19

BLACK無糖好き

23
フィナンシャル・タイムズ特派員の著者が、ナイジェリアの村で起きた殺戮現場に直面し、重度のうつ病を発症しながらもPTSDの治療を経て、アフリカの豊富な資源を巡る富の略奪システムの実態解明に挑んだ渾身の作品。国の権力者とそこに群がる人々、欧米の石油メジャー、多国籍企業、中国国有企業、腐敗とタックスヘイブン。資源に恵まれているのに国民が貧困から抜け出せない構図が見えてくる。本書には出てこないが、アフリカの紛争を煽り大量の武器を売りつけて大儲けしている欧米の武器製造会社の存在も見逃してはならないのだろう。2017/05/23

はまななゆみ

20
アフリカは資源が豊かであるがゆえに汚職と略奪がはびこり、貧困からぬけだせない。日本はいろいろと課題がありつつも、資源が乏しいことが幸いだったかもしれないなと感じました。2016/11/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11099429
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品