出版社内容情報
ロフティングの未邦訳! 「タブスおばあさん」第2弾
家を大風で吹き飛ばされてしまった100歳のおばあさんを、お馴染の動物たちが知恵を出し合って助けます。人間と動物の温かな愛をユーモアで語るお話は現代人必読。
内容説明
なんてけなげな動物たち―知恵を出しあい、力を合わせて、大活躍!100歳のタブスおばあさんの窮地を救います。面白い!心なごむ!ハートウォーミングなおはなし決定版。
著者等紹介
ロフティング,ヒュー[ロフティング,ヒュー][Lofting,Hugh]
児童文学作家。1886年イギリスのメイドゥンヘッドで生まれる。土木技師としてアフリカやキューバで鉄道建設に従事したが、戦地から子どもに書き送った絵物語が出版されて評判になり、作家に。1947年没
南條竹則[ナンジョウタケノリ]
作家・翻訳家。1958年東京・日本橋で生まれる。1993年に『酒仙』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
85
ドリトル先生シリーズの作者の絵本。犬とアヒルと豚が嵐で家を吹き飛ばされた100歳のおばあさんを助けようとするお話。犬とアヒルに馬鹿にされながら、けなげにがんばる豚のピンクの活躍が良い。ヒュー・ロフティングの絵の素朴でユーモラスなタッチが物語にうまく溶け込んでいる。2014/02/09
♪みどりpiyopiyo♪
41
生垣の木の芽がひらいて葉になる初夏のある日、タブス夫人は森を散歩して、かえってくるところでした… ■100歳を超えるタブス夫人と動物達のお話の続編を読みました。今回も動物達が大活躍☆ ■長く生きてると色んなことが起こるものです。またしても窮地に陥ったタブス夫人。今回は子ぶたのパトリック・ピンクの知恵と機転が利いてます。アヒルのポリー・ポンクったら 小さい子に当たるなんてヒドイ! ■どうなることかと思ったけれど、一先ず安心♪ よかったね ( ' ᵕ ' ) (1936年。2012年 訳)2019/10/07
新田新一
37
私はロフティングの「ドリトル先生」のシリーズが好きで、今でも時々読み返しています。この本は別のシリーズで、犬と豚とアヒルと暮らす100歳のダブスおばさんのお話です。嵐でダブスおばさんの家がバラバラになってしまったので、三匹がおばさんを助けるために奮闘します。作者自身による絵が可愛くて、ユーモラス。これを眺めるだけでもこの本を読む価値があります。動物たちが個性的で、それぞれ活躍するところが「ドリトル先生」の物語に似ています。仲間の指揮を取り、あっという間に家を作るつばめの女王に痺れました。2025/03/01
ヒラP@ehon.gohon
19
家を失ったタブスおばあさんの住む場所を見つけるために、3びきの動物たちと、つばめやねずみが大活躍します。 つばめとねずみにとって、おばあさんは命の恩人だったのです。 絵が少ないので、おばあさんの壊れた家を建て直す光景は文章の中でイメージするしかないことが残念ですが、素晴らしい物語です。2023/10/15
カタコッタ
18
読者の年齢にもよるかもしれませんが、ワタシ、ちょっと泣けました。おばあさんを思う気持ちが伝わって来て有難くて自分の事の様に嬉しく思ったのです。100歳のおばあさんが嵐で家を無くしてしまい動物達に助けられるお話なのだけれど、住む家が無くなるなんて年齢に関係なく本当に悲しい。日本もトルコもシリアもウクライナも多くの人が住む家を破壊されています。どうか、一刻も早く安心して住う事ができる世の中になって欲しい。2023/02/24