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食べる。

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087814835
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世界を旅し、“食"を通して諸相を斬新に描く短編集
開高賞受賞作『インパラの朝』から2年。気鋭のノンフィクション作家が、15の国でめぐり合った人たちを“食べる"ことを媒介に、いままでにない手法で描いた珠玉のドキュメンタリー短編集。

内容説明

15の国でめぐり会った人たちの諸相を“食べる”ことを媒介に斬新な手法で描いた珠玉のドキュメンタリー。

目次

インジェラ―エチオピア
サンボル―スリランカ
水―スーダン
野菜スープと羊肉―モンゴル
ジャンクフード―ボツワナ
BBQ―香港
キャッサバのココナツミルク煮込み―モザンビーク
臭臭鍋と臭豆腐―台湾
ヤギの内臓―ネパール
グリーンティー―パキスタン
タコス―メキシコ
ラーメンと獣肉―日本
自家蒸留ウォッカ―アルメニア
自家醸造ワイン―グルジア
Tamagoyakiとコンポート―ルーマニア

著者等紹介

中村安希[ナカムラアキ]
ノンフィクション作家。1979年京都府生まれ、三重県育ち。2003年、カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。日本とアメリカで3年間の社会人生活をおくる。その後、2年間、47カ国をめぐる旅をもとに書いた『インパラの朝』(集英社)で09年、第7回開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

35
中村安希さんは地元の橋北中出身。それだけでこの本を手にしたのではない。勿論タイトルに惹かれただけでもない。前作のインパラも引き込まれるように読んだ記憶が。沢木耕太郎さんの「深夜特急」を思い出させる。これだけのことを良く覚えていたなぁと感心。1冊に15カ国。勿体無い。タイトルのデザインと装丁が文章と合っていない気がする。中村さんの写真はすごく魅力的なので写真ももっと紹介して欲しい。2014/06/23

野のこ

17
凄かった!観光よりもその国の人たちや旅行仲間との出会いを大切にする。そして食べる。という信念にぐっときました。騙されたりもするけど、それにも勝る旅の魅力も感じられました。南京虫地獄のエチオピアに“ゲ◯雑巾”と呼ばれる強烈な食べ物の魔力に誘われて再び訪れる。これは食べられないけど、中村さんも躊躇した臭豆腐は若い頃に美味しくいただけたのでちょっと誇らしい気分。馴染みのない国が多くて、美味しそうかは別やけど興味津津で楽しかったです。もっと読みたいくらいに文章も好みでした。2017/04/03

ショコラテ

14
旅をするとき、その国の料理が口に合うか否かよりも、もっと大切なことがあるとこの本を読んで気づいた。それは宿泊する部屋の壁を、決してゴのつくアレが這っていたりしないということだ。いやもうそんなの無理だから。著者自身もそういう場所への旅は、読んでいてもあまり楽しそうにはみえない。寒い国の方が描写も生き生きしているように思える。が、もともとテンション上がったりしない質なのか、旅をしている高揚感は感じられないんだよなぁ。旅行記を読むときは、ワクワク感を共有したくて読むので、ちょっとそこが残念だったかな。2018/05/12

K1

11
食べ物の恵みを受けてここまで生きてきました。そして、「食べる。」営みを続けてきた全ての人を讃えたい。食べ物に感謝してーカンパーイ!!!2023/04/27

しじみ

7
この人の、雑味のない文章が好きだ。どこに行って何を食べても、おいしいとも言わないしまずいとも言わない。それなのに、そのまま言うよりずっと伝わってくる不思議…。この本のタイトルのことを考えてみると、実によくできたタイトルだと思う。旅グルメエッセイなんかではなく、人間の本質的な「食べる」という行為が描かれている。その背景にはその国の歴史や文化があり、それを支える多くの人間がいて、そのそれぞれが仕事をして、旅をして、生きている。そして、毎日「食べる」のだ。2014/02/25

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