ろばのとしょかん―コロンビアでほんとうにあったおはなし

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 21X21cm
  • 商品コード 9784087814675
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

南米コロンビアにほんとうにあるロバの図書館。
ノンフィクション絵本作家がおくる、ロバの背中に本を積んでジャングルの奥に毎週通う本好きルイスさんのお話。「本」が持つ素晴らしい力を、鮮やかなアップリケ風の絵で美しく綴った一冊です。

内容説明

小さな2とうのろばに、本をたくさんつんでルイスは山をのぼり、山をくだり、はるかとおくの村にむかいます。村には、本がほとんどありません。こどもたちは、ろばのとしょかんがくるのをたのしみにまっています。南アメリカのコロンビアにほんとうにある、ろばのとしょかん。本の力のすばらしさが世界じゅうの心をつなぎます。

著者等紹介

ウィンター,ジャネット[ウィンター,ジャネット][Winter,Jeanette]
『ビアトリクス・ポターのおはなし』(晶文社)、『私、ジョージア』(みすず書房)などの伝記絵本や、『バスラの図書館員』(晶文社)、『9月のバラ』(日本図書センター)、『ニューヨークのタカ ペールメール』(小学館)など実話をもとにした絵本を数多く出版し、高い評価を得ている。現在はアメリカのニューヨーク市とニューメキシコ州サンタフェを行き来しながら創作をつづける

福本友美子[フクモトユミコ]
『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『りこうすぎた王子』(岩波書店)など多数の訳書がある。図書館員の経験があり、現在はアフリカの子どもたちに本を届ける活動もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

31
本をたくさん持っているルイスさんが、ロバに乗って山をこえて本のない村へ行く。家に本が一冊もない子どもたちや大人たちに本を届けるために…。ルイスさんが家に帰って、夜、本を読んでいる頃、山のむこうでも、ろうそくやランプのあかりのもとで、子どもたちがかりてきた本を読んでいる場面がとても幸せに感じられた。ルイスさんは元小学校の教師で、読書には、形をかえて大きくなっていく力があることを知っていた。『広い世界のかたすみが、本の力で豊かになっているのです』短いけれど満たされる本だった。 2018/07/27

ぱせり

19
家の中に一冊も本がないのが普通、という地域がある。本もろばも私財、多くの危険に阻まれつつ一日掛りで本を届ける人がいる。あとがきの「読書には、形を変えて大きくなっていく力がある」という言葉が心に残る。「はるかとおい山のむこうでも、ろうそくやランプのあかりがきえませんでした」という言葉が心地よい。あちこち灯る本読む灯りが、星のようで美しい。 2016/09/28

かおりんご

18
読み聞かせ(32)このお話が、本当の話をもとにかかれているのを知ると、びっくりした様子だった。ロバが身近じゃないからね。2014/04/30

mikipon

17
実話だそうで、子供に本を読んでもらいたいという気持ちはどこの国でも同じだなぁ・・・本を読む楽しみを子供の頃に知ると、一生の財産になると思います。2014/04/03

遠い日

17
先日読んだ『こないかな、ロバのとしょかん』は、本を待ち望む女の子アナの話でしたが、これはそのろばの図書館を運営しているルイスさんのお話。本好きで本がたくさんになった彼は、その本を山を越え、あちこちの村へ運び貸し出すことを始める。子どもたちの輝く眸を胸に、時に追い剥ぎに会いつつも・・・。 本を読むことによって、世界が広がり、世界と繋がり、自分のなかに世界ができることを知った子どもたちのいいお顔。いつでも本を手にすることができる自分の幸せを再確認。 2012/12/22

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