柳澤桂子 いのちのことば

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087813517
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

私の道、それは野の花のように生きること。いのちの尊さ、人の優しさ、宇宙との出会い。37年間の思索をたどる一冊。

目次

病の章―認められぬ病を生きる苦しさの中で、生きる喜びを見つける
家族の章―人の優しさで、心は癒され、慰められ、安らぐ
いのちの章―いのちを見つめ、いのちの尊さを思い、私の道が見えてきた
心の章―宇宙の真実に目覚め、野の花のように生きる
老いの章―安らかな死を迎えるために

著者等紹介

柳澤桂子[ヤナギサワケイコ]
1938年生まれ。お茶の水女子大学名誉博士。遺伝学者。お茶の水女子大学理学部卒。ニューヨークのコロンビア大学大学院修了。三菱化成生命科学研究所主任研究員。69年、原因不明の病に倒れる。生命科学者・サイエンスライターとして病床から啓蒙書を書き続ける。おもな著書に『二重らせんの私』(95年、早川書房、日本エッセイストクラブ賞)、など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Gotoran

7
原因不明の重病と30年に亘って闘い、克服した生命科学者が贈る「いのちのことば」。病魔と闘いながらの「いのちの尊さ、人の優しさ、宇宙との出会い」についての深い洞察から得られたことばには大いに説得力がある。17の著書からの抜粋で、巻末に引用書籍リストがあるが、本文を読みながら出典を確認しつつ、読みたい本に登録した。読友紹介本「母なる大地」を読む前に著者について予備知識をと思いたまたま図書館で手に取ったのが本書。また、著者を知ったのは、山元加津子さん(かっこちゃん)の「本当のことだから」を読んだとき。繋がった。2011/11/24

マイケル

5
色々な著書から集められた柳澤桂子のエッセンスが詰まった1冊。題材は、遺伝子医療、安楽死、核兵器、原発、障害遺伝子など、文学的な本の見かけとは違ったサイエンス本。科学の進歩の速度に、人間が追い付けていないことを危惧しているが、私も同感。 2019/11/15

marmelo

4
生命科学者である著者が長い闘病生活から得た般若心経の悟りの境地とその言葉。「生まれたいかどうかも聞いてもらえず、生まれてしまう」(P107)人間の苦悩については禅僧 南直哉さんも語っておられるが、そのような人生の苦しみの中からどのように安らぎなり幸せを得られるのか、著者は優しくまた激しい言葉で示してくれている。一生ものと思える1冊。2016/11/05

4
柳澤さんの心の穏やかさが伝わって心にすとんと入ってきます。言葉の一つ一つにたくさんの思いが詰まっています。この言葉を言うためにどんなに経験や思いを積んできたのか想像させます。2013/12/17

wisewise

4
老いる自分、病む自分。自己を見つめる糧であり、私にとっての思想、指針となります。2012/04/15

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