ウーマンアローン

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ウーマンアローン

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087813203
  • NDC分類 295.394
  • Cコード C0095

内容説明

女ひとり、ユーコン河にカヌーを浮かべる。百年前を生きた「男」に恋をしてしまったのだ。漠としていても、心の芯がうずく「夢」探し。アラスカの大自然は、夢追い人にかけがいのない贈り物を用意してくれた。第二回開高健ノンフィクション賞受賞作。

目次

第1章 アラスカへ(その、1500キロ先には;なぜ一人で行くのか? ほか)
第2章 アッパーユーコン―テスリン川~ドーソンシティ(処女航海;ユーコン初夜 ほか)
第3章 水上の国境を越えて―ドーソンシティ~サークル村(銃;山火事を癒す花 ほか)
第4章 ユーコンフラッツ―サークル村~フォートユーコン村(スイーパーズと不気味なシルト;真夏のしもやけとあったか鮭ご飯 ほか)
第5章 ビーバー村(デッドマンアイランド(死んだ男の島)
ビーバー村へ ほか)

著者等紹介

広川まさき[ヒロカワマサキ]
1972年富山県生まれ。岐阜女子大学卒。会社員を経て、牧場の仕事に挑むことを決意。27歳の時、ワーキングホリデービザを取得し、カナダ・バンクーバーから450キロほど東にある町、カムループスにある牧場で学び始める。『ウーマンアローン』で、第2回開高健ノンフィクション賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモのすけ

7
一気に読んでしまった。かっこいいな。元気を貰った。「今まで、死んでもいいという覚悟でなんでもやってきた。だが、そんな無責任な覚悟は、きっと覚悟ではない。生きてやる。生きてやる覚悟。それが、よくわかった」「考えること、決断の迅速さ、勇気、多くのことに、100%以上のものが要求される。私は、ピンと触角を張った昆虫のように、常にアンテナを張った」2012/05/09

SORA

7
「アラスカ物語」に感銘を受けて、フランク安田が眠る地に向かう、旅の行程を綴ったノンフィクション。カヌーを操ったことのない人が地図にも載らない川もある場所へ、女性一人で向かう情熱がスゴイ。死ぬ気で頑張るより、生きてやる覚悟の方が上だったことが印象的。経験からくる言葉に重みがあった。2011/10/19

7
村山由佳さんの本で知り読んでみた。女一人で1500キロの川を下り、かつてエスキモーを率いた一人の日本人の居た場所へ。フランク安田というのも初めて知った。すごい人だなあと思う。 また、立ち寄った町や村での人々との交流もほんわかさせてくれる。廣川さんの人間性からな? 2010/12/21

ちはや

6
【満月Wイベ本】"Are you gonna kill me? Or hug me? 殺さないで、抱いてください" 女性1人、初めてのカヌーでユーコン川1500キロを漕いで漕いで漕ぎまくって、アラスカ物語安田恭輔の住んだビーバー村へ向かう。ユーコン川は彼女の命を奪うのか、あるいは愛情を注いでくれるのか。熊や蜂、自然の厳しさにさらされる一方、人の優しさに触れる。1ヶ月以上に渡る旅、ビーバー村へ辿り着いたのはゴールではなく、彼女の新たなスタート地点なのかもしれない。2014/12/06

Asako Wada

5
この人凄いなぁ。どんなに憧れや気持ちが強くても、1500キロをひとりカヌーで下るなんて並大抵の精神じゃ出来ないよね。アラスカは一度行ったけど、フランク安田のことは知らなかった。「アラスカ物語」も読みたい本に追加。2012/05/08

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