内容説明
あなたも方向オンチですか?女性は地図が読めない?ちょっとしたコツで方向オンチはなおります。
目次
第1章 方向音痴の心理学
第2章 「女は地図が読めない」説の真実
第3章 地図を読み解くスキル
第4章 なぜ子どもや高齢者は道に迷いやすいのか
第5章 厳しい自然環境下で道探しをする達人たちの秘密
第6章 ハイテク機器とカーナビゲーションの道迷い
第7章 方向音痴はなおるのか
終章 方向オンチも悪くない
著者等紹介
村越真[ムラコシシン]
静岡大学教育学部教授。1960年生まれ。第1次南極観測越冬隊員であった父と山好きな母の影響を受けアウトドアに親しむ。14歳からオリエンテーリングを始め、80年より全日本選手権15連覇、通算22勝。世界選手権には81年より12回出場。86年、96年にはアジア環太平洋チャンピオンに。83年、東京大学工学部卒。同大学大学院から筑波大学大学院に進み、88年より静岡大学に勤務。専門は、人間のナビゲーション能力、地図を読み利用する能力、アウトドアでの危険を認知する能力など、複雑で混沌とした環境の中での人間の能力全般についての研究
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むぎじる
30
地図を見て、自分のいる位置からどう動けば分からない。何本目の角を曲がって・・・というビジョンなしに、目的に向かってワープできるような気分でデタラメに歩き、疲れて途方に暮れる。重症な方向オンチのため、読んでみた。①地図を読むときには、地図と実際の方向を合わせること(整置)②自分がいる場所を指で押さえながら歩く③目の前の目印だけでなく、先に何があるかを把握する④地図を回転させて実際の向きに合わせるテクニック(心的回転)を高める まず、この基本を踏まえて歩いてみたい(笑) 2013/08/18
tetsu
15
★3 道順を覚える実験などを通して方向オンチとそうでない人はどこが違うのかを解説した本。 ルートやランドマークの捉え方を学習することで空間認識能力を高めることができ、方向オンチを克服することも可能ということだけど、カーナビやスマホが普及している現在では、もはや不要な能力なのかも。2015/04/15
GX
1
どこかお店とかに入って、出ると、必ず、もと来た方向と逆に行くという癖があって、本当に無茶苦茶方向オンチです。少しでマシになりたいなと思い、読みました。方向感覚の優れている人は本当い尊敬します。2015/11/08
yuma
1
実践的な内容としては、曲がった後の風景をよく覚えておく。地図と自分の方向を合わせることを意識する、ということであった。まあ普通です。ただ本書は実践的な内容克服本ではないので、生まれついての能力差ではないことを知れる、貴重な本だと思う。 一番印象的だったのは、『日本は安全な国。だからこそ方向音痴という擬似的な冒険に出かけることができる』というもの。もしジャングルや山で生活している場合、道に迷うことが命取りになりうる。環境、思い込みが方向オンチという言葉を作り出しているのかもしれないと思えた。2013/09/29
いつき
1
方向音痴の人は、道路に止めてある車などの動くものを目印にするため迷う、というのが、とても印象に残っています。 面白い本でした。2006/01/29