内容説明
日本にとどまらず、今や世界的に愛されるアイドルキャラ・ハローキティデザイナー山口裕子さんが初めて語るキティの真実！？「キティを任せる」と言われても愛せなかった。頭でっかちでバランスが悪いし、何を着せても似合わない。私はキティを見つめていた。どうしたらこのコ、輝くのだろう。私はこのコを心から愛せるんだろうか。
目次
序章 キティちゃんの家に、初めてグランドピアノが来た日
１ 絵が私を連れていく
２ 大忙しの美大生
３ キティ・デザイナーへの道
４ ロマンティックなリアルにかこまれて
５ 出会いがキティを歩かせる
６ キャラクターはアイドルだ
最終章 なぜキティに口を描かないのか
著者等紹介
森綾［モリアヤ］
神戸女学院大卒。新聞記者、ＦＭ局広報を経てフリーに。２０数年のインタビュー歴で会った有名人はのべ１０００人にものぼる。現在は新聞、雑誌を中心に執筆中。女性の生き方に関する著作も多く、近著に『マルイチ』（マガジンハウス刊、サンケイリビングＢＯＯＫＳ大賞入賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
16
友人宅で。キティちゃんのトリビアに大笑いしました。フルネームとか知らなかったなあ。キキララは私の名前がきららなので、からかわれるので苦手だったけれど、キティちゃんは嫌いじゃなかった。時代によってキティちゃんが変化していった経緯や、デザイナーの方の人生が淡々と語られていてなかなか興味深かったです。2015/12/04
柊子
13
ひょんなことから手に取った一冊・・・ではあるが、なかなか面白かった。全く知らないことばかりだったし。それにしても、デザイナーの山口裕子さん。ざっと計算してみたら、私とほぼ同い年と判る。なんて濃いキャラなのたろう！ 2015/01/18
クサバナリスト
8
NHK『智恵泉』に山口さんが出演しているのを観て興味を持ち本書を読んだ。山口さんの自伝的な話も、もちろんキティの話も面白かった。2016/10/02
エムコ
4
キティの3代目デザイナー、山口裕子さんの生い立ちから現在に至るまでの手記。キティちゃんの涙ポロリが印象的な表紙ですが、よく見ると著者の名前が載っておらず、何の本なのか、多くの人は分からないと思います。ですがこれこそ、多くを語らずして気を惹く（口がないキティちゃんのように！）よく考えられたデザインだと感服。「みんなが可愛い！大好き！と思うものはキティちゃんも大好き」＝「キティはリアルにみんなと一緒」というすばらしいコンセプトによっていつの時代もキティちゃんは一緒にいてくれる、カワイイお友だちなんだなー。2010/01/07
おみか
2
最近キティちゃんにはまってる娘が読んでたのですが、デザイナーの方の自叙伝のようなものとは知らず・・・ 新しい形を取り入れていると見られる会社でも結局は古いしきたりがあり、それをまた壊して新しい形にしていく大変さが包み隠さず描かれていて、 結構経営者の方が読んでもいいのでは？と思いました。 破天荒且つ繊細な感じが水森アドちゃんと少し私の中でかぶったかな。 実は少し前にサイン会を開いてるの、偶然見かけたのですが、 これを読んだあとだったら話しかけていたでしょうね。残念。 見た目はかなりインパクトのある方でした2012/07/08
