内容説明
エリート大学生が惨殺された。遺留品は名簿の一部と思える紙切れのみ。被害者は専門学校に通う息子の小学校時代の親友だったと知って、刑事は慄然とする。砂つぶのようにパラパラとして捉えどころのない若者、それを苦々しく感じている父親の世代。この二つの世代の狭間で暗躍する“裏情報社会の住人”。事件を解く鍵は、謎の言葉「羊ゲーム」にあった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
腰越ヒロシ
2
謹慎処分中の刑事が息子の幼なじみの青年の死を巡る事件解明に挑む。展開はありがちですが着想が面白い。羊のように従順で歯向かうことを知らない若者を選別し弱みを握り思うままに操る。羊は囲い込み餌を与える必要もなく放牧しておけば勝手に草をはんで肥え、羊飼いが笛を吹きさえすれば未来永劫馳せ参じて毛を刈ることができる。こんな発想で若者から利益を吸い上げることは現代社会ではいかにも実行に移せそうに思えるところがなかなかの筆力。悪党の最期の詰めの甘さがあんまりでやや興醒めでしたが登場人物の造形も巧みで引き込まれました。2026/03/19
たんこ
1
本岡類は面白いと思います、若者を書いてても徹底的に大人目線なとこがいいよね。2010/12/28
風来坊
0
掴みはなかなかで、後の展開が完全な期待はずれ。着想自体は悪くないのに、プロットが最悪でネタを生かしきれていない。残念。2012/10/25
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