内容説明
梅雨の終わりかけたある夕方。岡山から倉敷へ向かう、新幹線「ひかり」の中で、30過ぎの女性の死体が発見された。死因は青酸中毒。被害者はなかなかの美貌なのに、右頬から胸にかけて古い火傷の跡があった。たまたま、その「ひかり」に同乗していたOL・加奈子は事件に興味を抱くが、その推理を嘲笑うように、今度はさらに彼女の近くで第2の殺人が起こる。昭和40年代の青春の光と影を背景に展開する、書き下ろし長編推理。
梅雨の終わりかけたある夕方。岡山から倉敷へ向かう、新幹線「ひかり」の中で、30過ぎの女性の死体が発見された。死因は青酸中毒。被害者はなかなかの美貌なのに、右頬から胸にかけて古い火傷の跡があった。たまたま、その「ひかり」に同乗していたOL・加奈子は事件に興味を抱くが、その推理を嘲笑うように、今度はさらに彼女の近くで第2の殺人が起こる。昭和40年代の青春の光と影を背景に展開する、書き下ろし長編推理。