著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年唐津市生れ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞
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感想・レビュー
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榊原 香織
53
全19巻の12 林冲と公孫勝のいがみ合いが萌える 体術の名人が活躍するこの巻、面白い2021/12/04
Y2K☮
40
元・美男と美男が恩人の為に奮闘する巻。醜く顔を壊された男、宣賛。それでも普通に接し、学問を認めてくれた関勝の漢気に彼がどれだけ救われたか。だからこそ思いがけず生涯の伴侶を得られても安住せず、恩人の秘めた願いを叶える為に全力を尽くす。そして燕青。自分を育て上げてくれた盧俊義が抱える心の闇。それを癒せるのなら他人から男色と思われても構わない。事実そうだとして何が悪い。貫く意志の強さがもたらす神がかった偉業。人間誰しも己に甘い。公や他人の為じゃないと真の限界は越えられぬ。常識の壁をぶち破った彼らこそ男の中の男。2016/12/25
扉のこちら側
36
初読。晁蓋亡き後。拷問は恐ろしい。2013/07/15
藤枝梅安
29
晁蓋は史文恭の毒矢に倒れた。青蓮寺は、更に梁山泊の塩の道を探索し、塩の道に関係がある可能性を持つ十八人を北京大名府で拘束した。その中に盧俊義もいた。軍営の地下室に監禁され拷問を受けた。燕青は致死軍と飛竜軍の助けを借りて地下牢に忍び込み盧俊義を救出し、彼を担いだまま数日間歩き続けて梁山泊に戻ってきた。一方、梁山泊軍は北京大名府に入城し、盧俊義の指示に従い、証拠となるような書類や人間を処分する。書類などは船で梁山泊に運び、関係していた数百人も梁山泊に入れた。拒否した者たちは証拠を残さぬために処断された。2011/03/28
calaf
18
盧俊義の危機!しかし関勝が官軍を去り・・・それにしても一番不気味なのは史文恭?2014/06/11