プリズムの夏

プリズムの夏

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087746273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ぼくらは映画館で知り合った!どこまでも透明な、ひと夏の青春。第15回小説すばる新人賞受賞作。

著者等紹介

関口尚[セキグチヒサシ]
1972年9月19日、栃木県下都賀郡岩舟町生まれ。1999年、茨城大学大学院人文科学研究科修了。映画館の映写室でアルバイトを続けながら、小説を書き始める。初めて書き上げた長編小説の本作にて、2002年秋、第十五回小説すばる新人賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

159
集英社さんの「ナツイチ」フェアで気になった作品で初読みの作家さんでした。「小説すばる新人賞」受賞作品なので、自分の中で勝手に‘爽やか’系を想像していたら、意外にも結構ディープでシリアスな内容でした。ページ数の割に、なかなかヘヴィな文章が少なくなく、なかなか気分バランスが安定しにくい展開でした。この作品も、やはり基本的には高校生~20代前半までの‘若者’が読むとココロの響き方が違うんだろうなと感じました。アラフォーのオッサンには少しばかり‘アオさ’の印象が強く残ってしまい、やはり若者向けな作品かなと。2014/07/06

ゆみねこ

80
美しいが無愛想な映画館の受付嬢・松下菜那と彼女に憧れを抱く二人の高校生、植野と今井。ネット上の不穏な日記と菜那の関わり、今井の家庭の深刻な問題。植野の視点で描かれているけれど、今井のことももっと知りたかったかな?ひと夏の切ない憧れと恋の物語。2017/02/22

takaC

66
この手の話なら、もう少し長く書いてくれたら良いのにな。2017/12/11

七色一味

48
読破。何ともはや、救い様がないというか……。小説すばる新人賞作品って、やっぱりどうも相性が良くない感じ。それはまぁ『アメリカングラフィティ』ばりの軽くてすっとこどっこいな作品よりは品はあるかもしれませんが……、なんだか屈折した、年上の女性への中途半端に小綺麗な憧憬と、奇妙な苛立ち、結局何がしたかったんだお前ら!的な読後感に、妙にクサクサした気分です……。スッキリしないなぁ……。2013/07/20

あやっぴ

30
著者の『ブックのいた街』がとても良かったのでこちらも読んでみました。2人の高校生が不思議な魅力を持つ年上の女性に惹かれ、その恋はひたむきで盲目で…。海岸の風景とか素敵なロケーションも想像できていいのだが、話が少し暗いように感じました(ごめんなさい)それでも先が気になり、止まりませんでした。2019/07/14

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