内容説明
われは往く、イギリス、フランス、アメリカ、ドバイ、香港…競馬、時にはカジノの世界行脚。痛快競馬紀行エッセイ。
目次
府中はわがふるさと
中山名物オケラ街道
フィレンツェ。マロニエの木陰
直木賞。日帰りの札幌
28年目の凱旋門
シャンティの森
賽馬の街。香港
孔子も勧める博奕
アメリカのいじらしさ
本場のダービーへ行こう〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャトル
8
図書館本。競馬を少しでも、かじった人なら楽しく読める本です。競馬通の作者が国内、海外の競馬場に実際足を運んだ時のエピソードが面白、可笑しく書かれたエッセイ集。凱旋門賞とドバイに行きたくなりました。2012/10/21読了2012/10/21
空飛び猫
6
競馬とともに歩んできた時間。 勝負の一瞬。2017/11/30
星落秋風五丈原
6
サイマーとは中国語で「塞馬」、競馬のこと。競馬と共に歩んで30年、浅田次郎が自らの人生と競馬との関わりを、折々の名レースに絡めて語る。30年前中山のオケラ街道をトボトボと歩いた日からパリの凱旋門賞観戦を果たすまでの長い道のりを振り返るフォトエッセイ。2006/07/19
夜梨@灯れ松明の火
2
図書館。馬のはなしを読みたくなり何冊か借りてきました。2023/12/01
lonely_jean
0
あとがきが、ただただ泣ける。サイレンススズカ。現役を知らぬ者にも、競馬ファン以外にも、語り継がれる伝説の馬。今も天国を軽やかに駆け回っていることだろう。武騎手の活躍を見下ろしながら。それにしても、著者の競馬好きは筋金入り。累計いくらつぎ込んでいるのだろう。2016/12/19