内容説明
5000人の島田雅彦読者の本。世界のユーウツを救う若き青二才たちのための「文学講義」。本書は、郊外=帝国論の処女弾『忘れられた帝国』誕生にいたる過程の、真にスリリングで興奮に引き込むドキュメントであり、青二才の気概と崇高な意志を、成熟の知恵により再生せんとするマニフェストである。
目次
第1章 比喩の超絶技巧『優しいサヨクのための嬉遊曲』
第2章 青二才は変遷する『僕は模造人間』
第3章 もうひとつの日本回帰『彼岸先生』
第4章 風景なきノスタルジー『浮く女沈む男』
第5章 見出された郊外『忘れられた帝国』
第6章 お茶の時間