わたしは異国で死ぬ

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087735260
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

大勢の平和的抗議者たちが特殊部隊ベルクトに攻撃され、負傷者や死者が出ている。ウクライナは事実上、非常事態となっていた……。

ボストンから来たウクライナ系米国人女性医師、チョルノービリ原発近郊出身の鉱山技術者、かつてFEMENに参加した青い髪の女性活動家、独立広場でピアノを弾く元KGBスパイの老人、そしてジャーナリストたち……。
冬のウクライナ、首都キーウで交錯する、それぞれに過去を抱えた人々の運命。激動の時代を背景に展開する喪失と希望への物語。
史実とフィクションで織りなす、圧巻のデビュー長篇小説。
2022年度ニューヨーク公共図書館若獅子賞受賞作。
(原題 I Will Die in a Foreign Land)

【著者略歴】
カラーニ・ピックハート (Kalani Pickhart) アリゾナ州立大学でクリエイティブ・ライティングの修士号を取得。同大学の生涯学習センター(ヴァージニア・G・パイパー・センター)およびアメリカ合衆国国務省東ヨーロッパ・ユーラシア研究局の特別研究員として奨学金の給付を受ける。長篇デビュー作となる本書で2022年度ニューヨーク公共図書館若獅子賞を受賞。

【訳者略歴】
高山祥子(たかやま・しょうこ) 1960年、東京都生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。翻訳家。訳書にレスリー・M・M・ブルーム『ヒロシマを暴いた男』(集英社)、ジャネット・スケスリン・チャールズ『あの図書館の彼女たち』(東京創元社)、キャサリン・ライアン・ハワード『56日間』(新潮文庫)ほか。

内容説明

ウクライナ系米国人医師カーチャ、チョルノービリ原発近郊出身の鉱山技術者ミーシャ、青い髪の活動家スラヴァ、独立広場でピアノを弾く元KGBスパイ…冬のウクライナ、首都キーウ。それぞれの過去を抱えた人々の運命が交錯する―喪失と、希望への物語。ニューヨーク公共図書館若獅子賞受賞作。

著者等紹介

ピックハート,カラーニ[ピックハート,カラーニ] [Pickhart,Kalani]
アリゾナ州立大学でクリエイティブ・ライティングの修士号を取得。同大学の生涯学習センター(ヴァージニア・G・パイパー・センター)およびアメリカ合衆国国務省東ヨーロッパ・ユーラシア研究局の特別研究員として奨学金の給付を受ける。長篇デビュー作となる本書で2022年度ニューヨーク公共図書館若獅子賞を受賞。現在、アリゾナ州フェニックスに在住

〓山祥子[タカヤマショウコ]
1960年、東京都生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

45
「ウクライナでは、へその緒は絞首刑の縄になる。」この衝撃的な一文は、旧ソ連時代、マイダン革命、ロシアのクリミア侵攻、そして現在の状況に至るまでを考えると全く以て大袈裟なものではない。複数の登場人物、錯綜する時間軸が詩的で淡々とした言葉によって語られる物語。しかし、力強い表現、史実や実際の「名簿」などを織り交ぜた野心的な構成により、作家の”熱”を随所で感じられる作品でもあった。これからの活躍にも期待を持たせるデビュー作。2024/02/03

もぐもぐ

37
2014年にウクライナで起きたマイダン革命が舞台。ボストンからキーウに医療ブランティアで来たウクライナ系米国人のカーチャを起点に、革命の中で様々な人が交錯していく。ホロドモール、チョルノービリ事故、クリミア併合やドンバス侵攻、「石炭と小麦で豊かな土地は、血に満ちている」という言葉が重く響く。この本を理解するには私はあまりにもウクライナの歴史を知らなすぎた。もっと学んでから再読したい。読み応えありました。2024/03/16

27
今、ウクライナは戦争をしている。けれど2013年から2014年にかけて、ユーロマイダンという戦争状態にウクライナがあったことをわたしは知らなかった。これは日本でもニュースになっていたのだろうか。わたしが当時、ニュースを全く見ていなかっただけなのだろうか。作者はこの作品がデビュー作で、そしてこの作品でニューヨーク公共図書館若獅子賞を受賞した。デビュー作でここまでのものが書けるなんて本当に尊敬に値する。そしてこの作品が日本語に翻訳されたことをありがたく思う。多くの人に読んでほしい作品。★★★★★2024/09/15

taku

20
ユーロマイダン、尊厳の革命。出来事を調べてみたのはウクライナ侵攻後だった。非常事態は突然じゃなかった。もっと前から始まっていた。運命に翻弄されながら、過去を抱えながら、それでも人は生きていくという小説なら多々ある。この作品が印象に残るのは、まず意欲的な構成。断片的に語られていく幾人かの遍歴を中心に、象徴的な挿話があり、それらがウクライナの苦難や抗戦の歴史に結び付いている。そして、深く沈むような感覚になるのは、現在に繋がる出来事を描いている影響も大きい。表紙にウクライナカラーのピアノ。 2024/06/26

星落秋風五丈原

20
ウクライナって今いきなり攻撃を受けているのではなく古くはマイダン革命もっと遡ればチェルノービリの負の歴史も背負ってしまっているのか。タイトルはウクライナ民謡の一説。戦争が続けば逃れた人はみなこうなってしまう。皆祖国で生き死ぬ。マイダン革命の頃のウクライナが舞台。2024/03/03

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