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出版社内容情報
原爆の正体を世界中に知らせた、一人の記者がいた。
1946年8月、とある雑誌の特集記事にアメリカ中が騒然となった。第二次世界大戦でアメリカに勝利をもたらした広島と長崎の原子爆弾が、1年後も市民に後遺症と死の苦しみを与えていることを、人々は全く知らなかったのだ。
のちに世界的名著となったルポ『ヒロシマ』は、いかにしてアメリカ軍やGHQの隠蔽と検閲をすり抜け、世に知られるに至ったか。小説でピューリツァー賞を受賞しながらも才気ある記者として活躍したジャーナリスト、ジョン・ハーシーと雑誌『ニューヨーカー』の軌跡を辿る。
【著者略歴】
レスリー・M・M・ブルーム
Lesley M.M. Blume
ロサンジェルスを中心に活動しているジャーナリスト、ノンフィクション作家、小説家。『ヴァニティ・フェア』『ニューヨーク・タイムズ』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『パリ・レヴュー』など各紙誌に寄稿している。アーネスト・ヘミングウェイについて執筆したノンフィクション『Everybody Behaves Badly』は、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーランキング入りを果たした。
【訳者略歴】
高山祥子
(たかやま・しょうこ)
1960年東京生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。翻訳家。訳書にキース・ジェフリー『MI6秘録』上・下(筑摩書房)、ヒラリー・ロダム・クリントン『WHAT HAPPENED 何が起きたのか?』(光文社)、ジェームズ・バロン『世界一高価な切手の物語』、アリソン・マクラウド『すべての愛しい幽霊たち』、ケイト・ウィンクラー・ドーソン『アメリカのシャーロック・ホームズ』(以上東京創元社)など多数。
【英語版タイトル】
FALLOUT : The Hiroshima Cover-up and the Reporter Who Revealed It to the World
内容説明
終戦から一年、とある雑誌の特集記事『ヒロシマ』は世界を揺るがす大スクープとなった。記者ジョン・ハーシーは、いかにしてアメリカ軍による隠蔽とGHQの目をくぐり抜け、のちに名著となるこのルポを書き上げたのか。国家権力に挑んだ、そのジャーナリスト精神に迫る。
目次
イントロダクション
第1章 この写真はすべてを物語ってはいない
第2章 特ダネで世界を出し抜く
第3章 マッカーサーの閉鎖的な王国
第4章 六人の生存者
第5章 広島でのいくつかの出来事
第6章 爆発
第7章 余波
エピローグ
著者等紹介
ブルーム,レスリー・M.M.[ブルーム,レスリーM.M.] [Blume,Lesley M.M.]
ロサンジェルスを中心に活動しているジャーナリスト、ノンフィクション作家、小説家。アーネスト・ヘミングウェイについて執筆したノンフィクション『Everybody Behaves Badly』は、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーランキング入りを果たした
〓山祥子[タカヤマショウコ]
1960年東京生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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