語りなおしシェイクスピア じゃじゃ馬ならし<br> ヴィネガー・ガール―語りなおしシェイクスピア〈3〉じゃじゃ馬ならし

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語りなおしシェイクスピア じゃじゃ馬ならし
ヴィネガー・ガール―語りなおしシェイクスピア〈3〉じゃじゃ馬ならし

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087735093
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

恋人なし。愛嬌なし。人生設計なし。
そんな“じゃじゃ馬"の前にあらわれたのは……。
<女性蔑視>疑惑のあるシェイクスピアの問題作『じゃじゃ馬ならし』を、
心の機微を描く名手アン・タイラーが、軽やかにしなやかにリトールド。
解説/北村紗衣

ケイトは、率直な物言いが世間に受けない29歳。エキセントリックな科学者の父と、15歳の妹の三人暮らし。植物学者を目指していたこともあったが、今はプレスクール教員のアシスタントをしながら家事を切り盛りしている。ブロンド美人で夢見るような表情を浮かべている妹は男子にもてるが、ケイトにはいまだに恋人がいない。そんなある日、父が、外国人の優秀な研究助手ピョートルの永住権を獲得するために、とんでもない提案をもちかけてきた――。

【著者略歴】
アン・タイラー(Anne Tyler)
1941年米国ミネソタ州ミネアポリス生まれ。『ここがホームシック・レストラン』で1983年のピューリッツァー賞とPEN/フォークナー賞の最終候補に。『アクシデンタル・ツーリスト』は1985年全米批評家協会賞を受賞し、1986年ピューリッツァー賞最終候補作に(ローレンス・カスダン監督により映画化。邦題『偶然の旅行者』)。『ブリージング・レッスン』で1989年ピューリッツァー賞を受賞。2015年『A Spool of Blue Thread』でブッカー賞最終候補に。ボルティモア在住。

鈴木潤(すずき・じゅん)
翻訳家。フリーランスで翻訳書の企画編集に携わる。訳書にショーン・ステュアート『モッキンバードの娘たち』(東京創元社)、クリステン・ルーペニアン『キャット・パーソン』クロエ・ベンジャミン『不滅の子どもたち』(共に集英社)、シオドラ・ゴス『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』(共訳・早川書房)、テッド・ジョイア『ジャズ・スタンダード』(みすず書房、近刊)。神戸市外国語大学英米学科卒。

内容説明

ケイトは、率直な物言いが世間に受けない29歳。エキセントリックな科学者の父と、15歳の妹との三人暮らし。植物学者を目指していたこともあったが、今はプリスクールで教員アシスタントをしながら家事を切り盛りしている。ブロンド美人で夢見るような表情を浮かべている妹は男子にもてるが、ケイトにはいまだに恋人がいない。そんなある日、父が、外国人の優秀な研究助手ピョートルの永住権を獲得するために、とんでもない提案をもちかけてきた…。“女性蔑視”疑惑のあるシェイクスピアの問題作『じゃじゃ馬ならし』を、心の機微を描く名手アン・タイラーが、軽やかにしなやかにリトールド。

著者等紹介

タイラー,アン[タイラー,アン] [Tyler,Anne]
1941年米国ミネソタ州ミネアポリス生まれ。『ここがホームシック・レストラン』で1983年のピューリッツァー賞とPEN/フォークナー賞の最終候補に。『アクシデンタル・ツーリスト』は1985年全米批評家協会賞を受賞し、1986年ピューリッツァー賞最終候補に。『ブリージング・レッスン』で1989年ピューリッツァー賞を受賞。2015年『A Spool of Blue Thread』でブッカー賞最終候補に。ボルティモア在住

鈴木潤[スズキジュン]
翻訳家。フリーランスで翻訳書の企画編集に携わる。神戸市外国語大学英米学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NAO

73
【月イチテーマ 恋愛】アン・タイラーによる現代版『じゃじゃ馬ならし』。作者は「嫌いだから」だという理由でこの作品を選び、「人物のふるまいがとても不可解」「何かほかの側面もあるのだと思わざるをえない」といい、それを明らかにしたそうだ。というわけで、この作品では、私が気になっていた姉がじゃじゃ馬になった理由が描かれている。それも幾つも。私が『じゃじゃ馬ならし』で引っかかっていたことに焦点を当ててくれて、本当に嬉しい。2021/11/12

ヘラジカ

64
確かに性差別的で不愉快なあの古典を、大好きな『アクシデンタル・ツーリスト』の作者がどのようにリメイクするのか、大いに期待しながら待っていた。流石はアン・タイラー。無難ではあるが違和感のない気持ちの良い物語に生まれ変わっていて感服した。少し脚色(というか改竄)が多いようにも感じたが、この作品に関してはそれも必要不可欠だろう。作者の持ち味であるホームコメディのような面白さもしっかり取り入れられており、原典を知らない読者が読んでも十分に楽しめて、幸せの形について何かを感じ取れる作品ではないだろうか。満足の快作。2021/09/25

たま

49
中世的で粗野な芝居『じゃじゃ馬ならし』が原本。今さらそれをどう書き直すの?と訝しみつつ読み始めたが、とても面白かった。結婚に至る状況の設定に無理がなく、ヤングケアラーで無愛想なヒロイン、彼女に結婚を押しつける無神経だが愛情もある父親、掴みどころのない外国人の求婚者など、登場人物の個性も彼らの感情の襞も巧みにそして軽やかに描かれている。時代や国や性別は違っても、安定したパートナーを選ぶ際の喜びと不安、ときめきと恐れに変わりはない。原作から設定だけ借りて、原作の預かり知らないその真実と真っ直ぐ向き合った作品。2021/11/27

星落秋風五丈原

43
リトールドというよりは換骨奪胎である。研究者としては有望だが父と夫としてはいまいちだった父に代わって家の事を取り仕切っているしっかりものケイトが、優秀な研究助手ピョートルを失いたくない父に頼まれて偽装結婚をするというもの。目的があって結婚するというストーリー自体はこれまた韓国ドラマで何度も出てきたし、最近は日本でも契約結婚という形で登場。形式だけのつもりだった結婚が、当人同士の間ではいつしかそうではなくなってしまうストーリーはもはや王道である。 2021/10/23

tetsubun1000mg

29
先月、「この道の先に、いつもの赤毛」をはじめて読んで面白かったので選ぶ。 シェークスピア原作を解釈しなおした本との事でハードルが高った。 読み始めると今の時代の設定になっているようで以外に読みやすかった。 マイペースのケイトの人物描写が絶妙で、幼稚園児たちとレベルが合って仲がいいのに笑ってしまう。 研究者の父親、15歳だがケイトとは違って今どきの女の子らしい妹との会話が面白く、まるで日本のTVドラマを見ているようにも感じた。 「じゃじゃ馬ならし」という原作らしいが、ベテランの腕が冴えた作品となっている。2022/06/09

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