エンバー―失われた光の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784087734119
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

内容説明

12歳の少女リーナと少年ドゥーンが光を求めて冒険の旅へ。その惑星の都市は、建設されて二百数年経たいま、永遠に電気の灯が消えようとしていた。そんなある日、リーナは屋根裏部屋で古ぼけた箱を発見する。中には暗号が…。傑作SFファンタジー登場。

著者等紹介

デュープロ,ジェニー[デュープロ,ジェニー][DuPrau,Jeanne]
教員、編集者、科学書作家を経て、文芸書作家になる。『エンバー失われた光の物語』ははじめての文芸作品。現在はカリフォルニア州、メンローパークで大きな庭のある家で小さな犬と暮らしている

松本みどり[マツモトミドリ]
上智大学外国語学部ドイツ語科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

FK

2
リーナとドゥーンの二人は12歳であった。映画とは違い私の印象に残ったのは、歌声集会などで中心となる集団の人々。何かの信仰の信者のような、あるいは独裁者的な市長とこの町エンバー市を賛美する右翼的なグループのようだ。ファシズムとまでは言わないまでも、閉塞した豊かではない社会のありがちな傾向だ。日本の戦前期も農村の貧困が、軍人たちのクーデターへの遠因だ。貧困は為政者を利するアイテムである。みんなが幸福に豊かになっては、利益を貪れない。歴史上いくらでもその例はある。児童文学の世界でもそれは避けられないテーマだ。2018/05/12

さや

1
暗闇に囲まれた地で暮らす少年少女が、街の暗部やその成り立ちを解き明かしていくディストピア風児童文学。主人公を取り巻く世界観や、虫食い文章の謎解き、権力者との攻防、逼迫した状況の中にある小さな救いなど、それぞれの冒険要素がバランス良くって、地味なんだけど好印象。この徹頭徹尾醤油で煮しめたような黒ずんだ色彩にもちゃんと意味があるのです。上下逆『ウォーリー』であり、お子様向け『進撃の巨人』とも言えるかもしれない。あー、やっぱDVD買うわー。2014/09/16

まつま

0
子供心にクリーンヒット。

Sena Nema

0
エンバーという不思議な国・世界(?) 最後に、エンバーってここにあったんだ! という冒険の要素があっておもしろいです。 映画にもなっています。 2008/11/10

コウヤ

0
小4のころ読んだ記憶があります。ちょっと新鮮でした。

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